新橋で楽しむ厳選素材のこだわり”稲庭うどん”「天茶屋 七蔵」

稲庭うどんとは？

新橋の美味しいランチのお店としてよく名前が上がるのが美味しい稲庭うどんでランチ時に行列を作る「天茶屋　七蔵（てんちゃや　ななくら）」。

うどんといえば四国の讃岐うどんが有名ですが、「稲庭うどん」はご存知でしょうか？

日本三大うどんの一つに数えられる秋田発祥のうどんです。

特徴は延ばす・かけるの工程で作られる独特の「手延べ」製法で作られる幅2～3mmの平たい麺です。

その細さと形状で滑らかなスッとした喉越しが楽しめ、初めて食べたらその独特の食感に虜になること間違いなし。

以前本場で初めて稲庭うどんを食べた時、今までにない食感と喉越しの稲庭うどんの美味しさに驚き、それ以来すっかりファンになってしまいました。

天茶屋・七蔵はその稲庭うどんが東京で食べられる数少ない「稲庭うどん専門店」です。

天茶屋・七蔵の立地と込み具合について

天茶屋・七蔵は新橋駅のSLがある日比谷口とは逆の銀座口からでてすぐ目の前にある「新橋駅前ビル1号館」の2階にあります。

東京メトロの新橋駅からですと地下から直結で建物の中に入ることができます。

「新橋駅前ビル1号館」はSL広場の前に建つ「ニュー新橋ビル」のように、”昭和くささ”が漂う建物で、中には喫茶店や定食屋、バーなどたくさんのグルメスポットの他、雀荘やショップ等歩いて見て回るだけでも結構楽しかったりします。

こんな飲み屋街の横丁のようなバーやスナックが並ぶストリートがビルの中にあったりと、”昭和のレトロ感”を楽しめます。

こんな建物の２階に位置します。

ランチ時はサラリーマンで行列となります。狙い目は1時30分から2時頃。この時間帯であれば待たずに入れるかと思います。

お店は入ってすぐのカウンターで料金先払いとなります。

店内は広めの62席。明るくて清潔な印象で、サラリーマン以外にも女性のお客さん比率も高めです。

メニューはシンプルに稲庭うどんの「ざる」、「かけ」、「温麺」の3種類。

それぞれ小300g、中400g、大500gが選べます。

またセットでご飯もののミニ丼をつけることもできます。

七蔵の稲庭うどんの麺へのこだわり

スルッと喉越しが良い麺は七蔵の店主さんが秋田県稲庭にある製造業者に原料と製法を指定して取り寄せた専用の麺。

小麦はもちろん、塩は長崎五島産、水は栗駒山麓の伏流水を利用と原料にもかなりこだわりがあります。

超多加水で練り上げたうどんの元を手延べ製法で4日間かけて熟成させて作った手間暇がかかった麺。

原料と作り方を聞いただけでも常に行列の理由が伺えます。

七蔵特製スープ

スープは通常の醤油ベースではなく、特製のつけダレ。

鰹節、セロリ、鶏肉などから出汁を取り、鴨肉のペースト、胡麻のペーストと醤油、みりんなどで味を整えた独特のスープ。

当然麺との相性を考えられて作られた専用のスープなので、麺との組み合わせは抜群です。

七蔵特製スープつけ麺 ＋ ミニ丼ぶりのセット

うどん（小）でも300gなのでなかなかの量ですが、やはりオススメはミニ丼のセット

マグロやサーモンを使った”漬け丼”や”ちらし”、”イクラのミックス”、”山かけ月見”などそれほど重く無い丼とのセットなので意外とぺろっと食べられちゃいます。

しかも+300円とお値段もリーズナブル。

乳白色の美しい麺。稲庭うどんは讃岐うどんのようにコシが強い物もありますが、七蔵のうどんは少し柔らかめの食感です。

こちらが噂の特製つけダレ。なんともいえない深みがある味。しょっぱさや酸味などのカドはほとんどなく、コクと深みがあるタレです。

麺との相性は抜群。稲庭うどん独特の細く、平たい麺によく絡み、口の中で味が広がるように計算されているように感じます。

こちらはセットで選んだ「山かけ月見丼」こんなにマグロが入って、山芋と卵がついて300円の追加とはお得すぎです。

マグロの食感もよく、山芋と卵、ご飯とのコンビネーションが最高です。

最後は特製スープを割っていただきます。

手間暇かけられて作られた貴重なスープ、最後まで堪能しましょう。

おしまいに

うどんが1杯950円と聞くと少し高いように感じられるかもしれませんが、麺と出汁へのこだわり、使われている原材料に、作り方を聞くと、決して安くは無く、逆にお得なのではないのかと思えてきます。

ランチに長蛇の列ができるのがその証拠。
（ただ、1,000円オーバーのランチとなると毎日は正直厳しい。。　食べに行くのは偶の贅沢となってしまいます。）

こだわり素材と製法の贅沢うどん「七蔵　稲庭うどん」。新橋でしか味わうことができない貴重な味です。

店舗詳細とアクセス