荒川区・日暮里にある「裏サブロン」。
大勝軒の故・山岸氏に影響を受けたパティシエが作る絶品の”つけめん”のみを提供するお店です。
そのお店は「鶯谷駅」から町屋方面に向かって伸びる「尾竹橋通り」に面した洋菓子店「サブロン」の裏口で3席のみ(以前は4席)でひっそりと営業する、知る人ぞ知る隠れた名店でもあります。
営業時間は平日と土曜日のお昼のみ、日曜祝日はお休みと訪問するにはなかなかハードルが高く、行こうと思っていてもなかなか行けずにいたお店です。
そしてそんな中に襲ってきたのがコロナのパンデミック騒動。
多くの飲食店が休業した中、「裏サブロン」も2020年2月にTwitterで休業を宣言して長いお休みへと入ってしまいました。
ですが、洋菓子店の「サブロン」は営業しており、お土産用の「冷凍つけめん」を販売していたのでそちらを食べながら再開を待つことに。
↓「裏サブロン」の冷凍つけめんの記事がありますのでよろしければどうぞ!↓
日暮里駅東口から繊維街を尾竹橋通りへ向かっていき、尾竹橋通りとぶつかる交差点の少し右手にケーキ屋さん「欧風菓子サブロン(SABLON)」があります。[caption id="attachment_4592" align="align[…]
しかし、その後はTwitterの更新もなく、お店の入り口にはどんどん物が積まれていき物置の様になっていく様子を見て、
「もう再開はないのかも・・」
と諦めかけていた2021年の秋。
お店の前を通ってみると↓の様な張り紙が!
この張り紙があるということは、営業再開があるのだと確信し、希望を持ってその日を待つことにしました。
その後、定期的にお店を覗きなが諦めずに待つこと約1年。
2022年9月中旬、ついに「裏サブロン」再開の張り紙が出ました!
しばらくは不定期の営業の様ですが、長年待ち望んだ再営業。
アナウンスから少し遅れて10月となりましたが、早速訪問させていただくことにしました。
到着したのは開店予定時刻11:30の10分前。それでも数名のお客さんが列を作っていました。
Twitterでも再開のアナウンスしていないのに営業日を知っているということは、この並んでいるお客さん達も筆者と同じく張り紙の情報をもとに来店をしたファンの方々だと思います。
裏サブロン 立地について
「裏サブロン」はJR山手線の”御徒町駅”もしくは”日暮里駅”のどちらからも徒歩でアクセス可能な距離にあります。
御徒町駅からの場合は北口を出て”尾竹橋通り”を三河島方面に歩いて約10分。
日暮里駅からの場合は南口を出て”日暮里繊維街”をまっすぐ進んで約10分。
どちらにしても距離的には同じですが、とにかく目立たないお店なのでまずは、洋菓子店「サブロン」を見つけてその裏手に回ってください。
ちなみに、この写真↑の緑と茶色の壁の細い隙間の奥がお店の入り口です。
(体格が良い人は通れないのでは??)
日暮里で美味しいラーメンをお探しの方は下記のブログもオススメです!
日暮里駅はJR山手線、京浜東北線、常磐線、京成電鉄本線、日暮里舎人ライナーと沢山の電車が乗り入れをしており、乗り換えのお客さんも多い駅です。東口には生地のお店が立ち並ぶ有名な「にっぽり繊維街」、西口には昔ながらの商店街が残るこちらも[…]
裏サブロン 店内の様子について
細い通路を通り店内に入ると頭上の赤い「ラーメン」の暖簾の下に入り口を背にして3席のカウンターのレイアウトとなっています。
コロナ前は4席あったそうですが、2022年の再開時点では3席と縮小。
その代わり1席あたりのスペースは広く、全く狭さを感じさせません。
逆に隣のお客さんとの衝立を肘で押し合う様なラーメン屋さんよりかは遥かに快適です。
裏サブロン ニューについて
2022年再開時の「裏サブロン」のメニューは「つけめん1,000円」の一択のみ。
アレンジとしては大盛り+100円、玉子+100円、チャーシュー+200円のトッピングがあります。コロナ前のケーキ 200円は無くなった様です。(ロットが乱れるからでしょうか?)
玉子はデフォルトで1玉がすでに含まれていますので、アレンジすると2玉となります。
お釣りが無いようにお支払いをしますので、もしアレンジを希望する場合は100円玉を数枚、事前に用意をしていきましょう。
ちなみに着席をするとカウンターの奥から店主の方がニュッとお水を出してくれますので、オーダーをして事前払いで現金をお渡しします。
つけめん 1,000円 + チャーシュー 200円
着席をして待つこと少々。ついに憧れの「つけめん 1,000円」とご対面。
追加トッピングのチャーシューはつけダレの中に入っています。
麺は見た目は加水率高めの太麺。
口に含んでみると期待通りの少し柔らかめの歯触りにもっちりとした歯触り、ツルツルの食感。
はっきり言って最高です。
スープはコロナ前よりもより濃厚な味付けにバージョンアップしたそうです。
若干の粘度が感じられるスープは濃厚さの中に感じられるほんのりとした甘み、大勝軒特有の酸っぱさは控えめに、そして舌に絡むようなアブラが麺をコーティングして麺と最高のコンビネーションとなっています。
デフォルトでは1枚、今回追加トッピングしたのでプラス2枚のチャーシューはしっかりとした形は残しつつ、ほろっとした柔らかさ。
味は濃いめでスープに負けず、バランスが取れていると感じました。
やっとで食べることができた「裏サブロン」の”つけめん”。
筆者の中では間違いなくトップレベルの”つけめん”でした。
お値段は1,000円と少々高く感じられるかもしれませんが、食べた時の感動はお値段以上であることは間違い無しです。
おしまいに
待ちに待った「裏サブロン」の営業再開。
2022年10月時点では不定期営業で、SNSでのアナウンスもなく、営業時間は昼の2時間半のみ、そして座席は3席のみと恐ろしくハードルが高い訪問条件となっています。
コロナ騒動が落ち着いた際にはまた平日のお昼のみではありましたが、以前の様に定期営業をして沢山の方がこのつけ麺の美味しさを体験してくれることを願っています。
紹介のメニューとお値段
メニュー | お値段 | 来店日 |
つけめん+チャーシュー | 1,000円+200円 | 2022年10月 |
店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 裏サブロン |
アクセス | JR常磐線 三河島駅より徒歩約8分 JR山手線 鶯谷駅南口より徒歩約10分 JR山手線他 日暮里駅南口より徒歩約10分 |
営業時間 | しばらくの間は不定期(店頭前の張り紙を確認) |