日差しが強い5月の週末。またいつもの様に上野をブラブラ。

上野から御徒町方面へ流して行き、最後に御徒町の吉池に入ってみると、変わった形のエビが。
本当にこのお店、変わった物ばかり売ってるなあ。。

そのエビは薄くて平べったい形をしており、写真では見たことがあったのですが、生きている実物を見てみるのは初めて。
ウチワエビと言うらしいですが、値段をみてみると1匹700円程度もそれほど悪くは無い。
2匹しか残ってないので、これは是非とも食べてみようと、2匹とも購入して早速家路へ。
何しろ初めての食材なので、食べ方がよく分からない。ネットで検索したところ、刺身、焼き、味噌汁、などで食べるのが一般的な様子。しかも、ネット情報だと伊勢海老に匹敵するとか、下手したら伊勢海老よりも美味しいと言った情報も。

これはかなり楽しみです。
大きさはちょうど大人の手のひらよりもちょっと大きいくらい。



いや、見れば見るほど不思議なフォルムですね。
どんだけ見ても飽きないです。
でも、やはり味が大事なので名残惜しいですが、調理に進んでいきます。

今回は2匹いるので、1匹は焼き、1匹はエビの味がよく分かるよう、塩茹ででいただくことにしました。
とりあえず、先に1匹目を写真のように縦にマップタツに割り、グリルの中へ。

15分程度で焼き上がりです。

見た目はなかなか美味しそうです。
まずは、頭の茶色い部分、海老味噌であろうところから試食して行きます。

なかなかの美味しさ。コクがあって味の深みがあります。量が少なく、正に珍味。日本酒が欲しくなります。
そして、頭の部分から取れた平べったい部分のびらびら。これは絶対美味しいやつですね。

食べてみると、プッツリとした歯触りと味噌の味が混ざったなんともいえない味。オマール海老のハサミの部分を少し繊細にした様な味。
間違いなくここが一番美味しい部分です。
そしてメインディッシュの尻尾は、、

これはなかなか美味しい⤴︎ 噛んでみるとモコモコとしていて、伊勢海老やオマール海老のような大振りなエビ特有の歯応え。
焼きウチワエビかなりうまいです。
焼きエビを満喫した後は、茹でエビです。




実際こうしてみると、食べる部分少ないですね。
こう言う食べる部分が少ないことを「歩留まりが悪い(ぶどまり)」と言うらしいです。元々は製造業の生産性を図る言葉らしいですが、食品、魚やカニにも使う様です。

尻尾の部分。こいつを豪快に丸かじりでいただきます。

ブリブリとした食べ応えのある歯応えでかなりうまいです。
塩茹での方がエビの風味が良く感じられて美味しいです。
個人的には塩茹での方が好み。

焼きの時にもあった内輪の部分にピッタっりとひっついている肉のよう部分。茹ででも旨い。やっぱりこの部分が一番ですね。
茹で汁を少し飲んでみるとエビのエキスがよく出ていて美味しい。こちらは料理の出汁として使わせてもらいました。
人生初めてのウチワエビでしたが、1匹700円程度でこの味が楽しめるのはかなりお買い得と言えます。
本当は刺身も食べてみたかったのですが、初めてだったので、基本の焼きと茹でいただきました。また機会があれば刺身も試してみたいです。
結果的には大満足の味。ウチワエビおすすめです。
日本で水揚げされるのは宮崎や島根といった西日本、九州。シーズンは3月〜6月頃とのこと。
東京では滅多に見かけないのでもし見かけた際には是非即買いをお勧めいたします。
本日のメニュー | ウチワエビ2匹 茹で1匹 焼き1匹 |
お値段 | 1,490円(2匹 税込み) |
満足度 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
希少度 | ★★★★★ |

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