港区にある田町・三田エリアは「ラーメン二郎」本店、「三田製麺所」本店等、名だたる、らーめん、つけ麺屋さんが連なる麺の聖地。
そのラーメン・つけ麺にうるさいお客さん達が多い超激戦区で、常連さん達でいつも賑わっている人気のラーメン屋さんが「天空」です。
2020年の初訪問時は2022年に再投稿をした時とは少しだけ離れた別の店舗で営業をしておりました。
2020年の時はキッチンを囲むステンレス製の円形のカウンターのお洒落な店内、ランチのみの営業とおそらく女性をターゲットとしたお店の様に感じられました。
実際お客さんも女性が多かった様に思われます。
そして移転後、店内はよくあるラーメン屋さんの様な四角いコの字型のカウンターを持つ縦長の店舗となり、以前よりは少し狭く、客層は男性がほとんどというお店に変化しました。
ですが、味とボリュームは健在。常連さんの心を掴む人気のお店として激戦区田町の隠れた人気ラーメン店となっています。
天空 立地について
場所はJR田町駅三田口、または都営地下鉄三田線の三田駅A3出口から慶應大学の方へ向かって歩いて5〜6分程度のところにあります。
天空へのアクセスマップ
天空 店内の様子について
天空は以前はラーメン店では珍しい、ラウンド状のカウンター18席のみの座席で洒落た内装でしたが、移転後はコの字型の木のカウンターで13席。
少々狭くはなりましたが、清潔な木のカウンターと整理された店内の印象は気持ちがいいです。
店員さんの対応もとてもよく、お昼はピークの時間を過ぎても常に混んでいる隠れた人気のラーメン店です。
天空のメニューについて
天空はお店の目玉である「ちらし麺」、「つけ麺」、「ラーメン」の3種類の構成。
それぞれのメニューは「並200g」、「中300g」、「大400g」から無料で選べるという、このご時世あまりない超太っ腹の料金体系。
そして、いづれの麺もタレやスープの味の違い、トッピングのバリエーションが豊富でメニューの総数はかなりの種類になります。
もし、「天空」が初めてであれば「天空ちらし麺 930円」、もしくは「醤油つけ麺 850円」のどちらかが筆者的オススメです。
※お店の方に初めての場合は何がオススメか聞いてみたところ、「天空ちらし麺」とのことでした。
「天空ちらし麺」930円
お店の名前を冠した天空のフラッグシップメニュー「天空ちらし麺」930円。
天空の嬉しいところはラーメンもつけ麺も並・中・大が全て同額というところ。
通常はつけ麺だけはサイズが選べてラーメンは別途割増料金という場合が多いのですが、ここは全麺メニューが3つのサイズ共に同額なので食べる量が多い人には嬉しいサービスです。
「ちらし麺」は「油そば」や「まぜそば」の様な感じの汁無し麺です。
底の方にスープが敷いてありますので、まぜそばの様に食べる前によく混ぜるてからいただきます。
混ぜ終わると黄色かった麺にタレが絡んで黒っぽい色になります。
全体的に味が馴染んでいそうで、見た目からして美味しそうです。
麺は少し太めのストレート。加水率高めのツルツルもちもちとした食感。
タレは味は濃すぎず、ピリッと少し辛めの味付けでいかにも食が進みます。これなら麺のサイズが「大」でもスルッと食べられそうです。
最後、スープをもらえるので完全に食べ終わる少し前で声をかけて少し具と麺が残った器にスープを入れてもらいます。
〆はピリ辛のスープと具を一緒にいただいて終了。
店名を冠したメニューだけあって流石に美味しいです。
ちなみに「ちらし麺」にはこちらの「天空ちらし麺」と、パクチー入りの「青ちらし麺」、イカスミ入りの「黒ちらし麺」の3バリエーションが存在します。(いずれも同額)
「醤油つけ麺」830円
天空はつけ麺が美味しいことでも有名で、こちらの「醤油つけ麺」は(830円税込み)。
麺は先述の通り、並/中/大 から同額で選択可能。
麺は中太、加水率高めのツルツルとした喉ごしともちもちとした歯応えと喉越しの絶妙な味わいの麺です。
↑こちら天空の「こだわり」が書いてあるリストです。カウンターに置いてあるので誰でも自由に見ることができます。
「水」へのこだわりが感じられます。他にもスープや焼豚などについても記載があります。
スープはサラサラ。さっぱり系ですが、若干しょっぱめのスープです。今回はカツオブシを入れてアレンジ。
最近人気のつけ麺は極太の麺で、スープが魚介系こってり濃厚のものが多いので、お腹を空かせた男性ターゲットにはぴったりかと思いますが、女性には少し重たい印象。
天空のつけ麺はスープにコクがありますが、さっぱりとしているので女性でも軽く食べることができそうです。もしガッツリと食べたければ麺のサイズ大が同額なので男性は麺のサイズで調節すれば満足の食べ応えになります。
桜えびつけ麺 950円
天空はメニューが多いので何を選べば良いか迷うのですが、そんな中での隠れたオススメメニューが「桜えびつけ麺950円」です。
天空といえばこのツルッとしたもちもち食感の中太ストレートのつけ麺。
こちらの写真は「中 300g」です。
そして、桜えびがたっぷり浮いた塩辛い独特のスープ。
中太のもちっとしたストレートの麺と少し塩辛い桜えびのコクが効いたスープとの相性はバッチリです。
通常の「つけ麺」からの料金差がありますが、桜えびは高級食材ですのでお値段の差も致し方なし。
エビ出汁のつけ麺はたまに見かけますが、桜えびを使ったこの不思議な味は一度試してみるのも面白いと思います。
辛味タンタンつけ麺 950円
お値段で比較すると、お店の看板メニューの「天空ちらし麺 930円」よりも高い、天空では最高価格帯の950円の「辛味タンタンつけ麺」。
醤油や味噌といった普通のスープとは違った少し変わり種のつけ麺。
スープが少し辛めのタンタンスープとなっています。
さらっとしたどちらかというと薄味で、出汁に椎茸の様な深みが感じられます。
麺は普通のつけ麺と同じです。ちなみに写真で「中 300g」のサイズです。
辛さはそれほどきつくなく、マイルドな辛さ。食べ始めは全く問題ありませんが、食べ終わりごろになると少しだけ辛さが効いてきます。
デフォルトで玉子が半分。天空の半熟煮卵、とろける様な程よい硬さとしっかり塩気がついた味付けが旨いです。
スープの底にはひき肉がゴロゴロと沈んでいますので、坦々麺用の特製レンゲで最後まで美味しくいただきましょう。
「辛味タンタンつけ麺」はちょっと変化球のつけ麺なので、いつもと気分を変えたい時に。
醤油ラーメン 830円
そして「ちらし麺」や「つけ麺」の影に隠れがちですが、天空は「ラーメン」も見逃せません。
具材は「チャーシュー」「海苔」「メンマ」「半切り卵」入り。
サイズは並・中・大から選べます。「大」はかなりの食べ応えがあります。
見た目はオーソドックスな中華そばといった感じですが、スープ、麺ともに「天空らしさ」が出てオリジナリティーのある一品となっています。
麺はちらし麺やつけ麺より一回り細め。少し硬めの麺でもちもちというよりは芯が感じられる様なしっかりとした歯応え。
そして何より天空のラーメンの旨さの大きな要素がこのスープ。
醤油ラーメンと言いながらも、魚介系のしっかりとした味と香り、それに動物系のこってりとした味わいと醤油ダレがうまくブレンドされた絶妙なスープ。
これはかなりクセになります。
おしまいに
来店しているお客さんを見ていると、ちらし麺が一番人気、次がつけ麺の様です。
食べログのポイントはそれほど高くなく、意外と目立たないラーメンですが、個人的にはかなりオススメ。
ランチのピークを過ぎてもリピーターでいつも満席という状況が「天空」の人気の高さを物語っています。
店員さんの対応もとてもよく、気持ちよく食事が楽しめるのも魅力の一つ。
本文中で紹介のメニューとお値段
紹介のメニューとお値段 | 天空ちらし麺 930円 |
醤油つけ麺 830円 | |
桜えびつけ麺 950円 | |
辛味タンタンつけ麺 950円 | |
醤油ラーメン 830円 | |
店内環境 | |
接客対応 | |
コスパ | |
満足度 | |
オススメ度 |
店舗情報とアクセス
店名 | 天空(てんくう) |
アクセス | JR田町駅 徒歩6分 都営三田線/浅草線 三田駅 徒歩8分 |
営業時間 | 【月~金曜日】 【日曜日】 |
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