「中国ラーメン 揚州商人」は目黒に本店を置き、東京、神奈川、千葉、埼玉と関東エリアで展開をする中国ラーメンのチェーン店です。
原点は大正9年に中国の揚州から日本に渡ってきた店主の祖父が始めた中国料理。
その後、現在の店主が祖父・父の味を引き継ぎ「揚州商人」を開店したそうです。

お店の外観や内観も中国風の造りとなっており、一般的な日本のラーメンチェーン店とは一味違ったお店として人気があります。



選べる3つの種類の麺

揚州商人では同額で3種類の太さの麺から選ぶことができます。
刀切麺(とうせつめん)

揚州商人で一番太い麺が「刀切麺(とうせつめん)」。刀削麺の様な太く、厚い麺。
しっかりとした歯応えで、見た目が似ている”きしめん”のような柔らかさとは異なり、思った以上に腰があります。
「スーラータンメン」の様な酸味、辛味が強めのスープとの相性が良いです。
揚州麺(ようしゅうめん)

中太の「揚州麺」。つけ麺でよくある太さの麺と中華そばの麺の中間くらいの太さです。
食感はコシがあり、かなりもちもちしています。
濃厚なスープによく合う麺です。
柳麺(りゅうめん)

揚州商人で一番細い麺。
全体的にどのスープとも相性がいいと思いますが、特に坦々麺やさっぱりとしたスープの組み合わせがオススメです。
揚州商人のメニューについて

メニューとお値段についてのご注意
こちらの記事は2021年に初掲載をしており、一部のメニューや写真、お値段は2021年時点のものとなっております。
2022年時点での価格は文章の最後にあるお値段一覧表にてご確認ください。
揚州商人では基本のメニューは中国ラーメンですが、チャーハンや餃子、小籠包もあります。
ですが、やはりメインはラーメン。種類はかなりの数で、メニュー表も数ページに渡ります。
その中でも一番のお店の人気メニュー、「揚州商人」といえばなんといっても一番にイメージされるのが「スーラータンメン」です。

スーラータンメン

酸辣湯はたっぷりの酢と唐辛子またはラー油、豆板醤などで辛くした酸っぱさと辛さが楽しめる四川省、湖南省のスープです。そのスープに麺を加えたのが酸辣湯麺です。
揚州商人一番人気のラーメンがその「スーラータンメン 960円」。
揚州商人ではラーメンの辛さのレベルがメニューに記載してあるので初めてでもどの程度の辛さなのか事前に確認ができます。
スーラータンメンの辛さレベルは1ですが、同額で5まであげることができます。

スープはかなりの酸っぱさがあり、酸味が苦手な人は少し厳しいかも知れません。
逆に好きな人はこの酸味と辛さがやみつきになります。

酸辣湯麺には太麺の「刀切麺」との相性がいいです。

肉、とき卵、椎茸、竹の子、ネギといった具沢山のスープ。
なかなかのボリュームで食べ応えがあるラーメンです。
プレミアムスーラータンメン

スーラータンメンには一つ上のグレードの「プレミアムスーラータンメン 1,270円」が存在します。
通常のスーラータンメンとの違いは
- 具材のお肉が豚肉から牛肉に
- スープに使われているお酢が高級黒酢に
以上の2点です。

スープも、少し色が濃くなっている気がします。
味の方は、食べてみるとその違いは歴然。
プレミアムの方がスープの酸味が抑えられ、まろやかな口当たりでコクが深いです。

通常のスーラータンメンは少し酸味が目立ちますが、プレミアムの方は味のバランスがよく取れていて程よい酸味となっています。
酸っぱいのが好きな方は通常の方が良いかもしれませんが、筆者は個人的にはプレミアムの方が断然好みです。
スーラータンメンにはやはり「刀切麺」。
コシ強めの食感とスープを絡めとる幅広の麺がスープにとてもよく合います。

牛肉はとても柔らかく、そして味付けも抜群。
このお肉があればライスを何杯でもイケそうです。

通常のスーラータンメンから数百円のアップとなりますが、個人的にはプレミアムの味はお値段以上に感じられます。

「プレミアムスーラータンメン」は酸っぱいのが少し苦手な方にもオススメの一杯です。
坦々麺

揚州商人の人気No2がこちらの「タンタン麺 960円」。

濃厚な胡麻のペーストとラー油の赤さが混じり合うスープが見た目にも美味しそうなラーメン。
辛さレベル2ですが、同額でレベル5の「激辛タンタン麺 960円」も選ぶことができます。

ほんのりピリ辛の濃厚胡麻スープ。

タンタン麺にはやはり細い「柳麺」がよくあいます。

挽肉などの具も沢山入ったタンタン麺。人気No2だけあって、他のお店の坦々麺とはやはり一味違います。
激辛タンタン麺

タンタン麺の辛さマシバージョンの「激辛タンタン麺 960円」。
スープの色が茶色から赤くなり、唐辛子の様なものが乗っています。

最初に一口スープを飲んだ時は、ほとんど辛さを感じず、若干のピリ辛程度に感じられました。
「”激辛”とは大袈裟な・・」
と思っていたのですが、中盤から後半にかけて突如として辛さのビックウェーブがやってきます。

今まで経験したことのない遅効性の辛さ、そして独特の辛味です。

完食の少し前程度に辛さはピークに達して、額から汗がポタポタと垂れるほどでした。
ただ、蒙古タンメン中本等の様に突き刺す様な辛さでは無く、非常にまろやかな辛さで、辛い中にも心地よさがあります。
↓この丸っこい唐辛子の様なものも食べてみましたが、これ自体は辛くはありませんでした。

非常にクセになる辛さの「激辛タンタン麺」。

激辛の名に恥じない結構な辛さでした。
濃厚醤油ラーメン

筆者オススメの「濃厚醤油ラーメン 930円」。
豚骨醤油や濃いめのラーメン好きには是非とも一度試していただきたい一杯です。

透明度のないスープが濃厚さを物語っています。
まったりとした舌触りに醤油の旨味の奥深いスープです。
まろやかで塩からくなく、いくらでも飲めてしまいそう。

麺は中太の「揚州麺」がオススメ。日本の豚骨醤油ラーメンのようなイメージです。
揚州麺はもっちりとしていてかつコシが強めなので、濃厚な醤油スープとの相性が抜群。

挽肉、椎茸、竹の子といった具材が中国ラーメンらしさを残しています。

「揚州商人 新橋店」立地について

「揚州商人 新橋店」はJR山手線他各線「新橋駅」の烏森口から徒歩約3分。
場所はニュー新橋ビルの裏手「柳通り」を浜松町方面へ向かった先にあります。
「揚州商人 新橋店」へのアクセス地図
「揚州商人 新橋店」店内の様子について

「揚州商人 新橋店」は2階建で1階、2階共にカウンターとテーブル席があり合計で33席。
比較的広めで、3〜4人グループのサラリーマンや一人の男性、女性など様々なグループのお客さんがいます。
ランチは混んでいますが、少しピークの時間を外すと比較的余裕を持って座ることができます。
おしまいに

ラーメンの種類がとても多く、何度行っても飽きることがありません。
人気のラーメンの料金は900円台と少々お値段がしますが、素のラーメンであれば700円台からとリーズナブルにいただけます。
美味しい本格的な中国ラーメンのお店「揚州商人」。
深夜営業あり、アルコール提供ありと新橋で飲んだ後の締めのお店にもぴったりです。
紹介のメニューとお値段
メニュー名 | 2021年のお値段 | 2022年のお値段 |
スーラータンメン | 960円 | 1,010円 |
プレミアムスーラータンメン | 1,270円 | 1,360円 |
タンタン麺 | 960円 | 1,010円 |
激辛タンタン麺 | 960円 | 1,010円 |
濃厚醤油ラーメン | 960円 | 1,010円 |
店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細と営業時間
店舗名 | 揚州商人(ヨウシュウショウニン) |
アクセス | JR山手線他各線 新橋駅駅 烏森口より徒歩約3分 |
営業時間 | 【月〜日曜日】 11:00~翌4:30(L.O.4:00) |