荒川区「東尾久」。都電荒川線が走る荒川区の北西部に位置する下町風情がある街です。
ここには「ミシュランガイド東京」に2018年から2022年まで毎年選出。
食べログ町屋・南千住×ラーメンのランキング2位(2023年8月時点)。
同サイトのラーメンTOKYO100名店を2019年〜2022年まで毎年受賞とこのエリアでは実力No1と言ってもいいラーメン屋さんが今回ご紹介の
『Ramen にじゅうぶんのいち』です。
ちょっと不思議な店名ですが、店主の方の誕生日が1月20日で覚えやすくていいと思ったのが決め手とのことです。
Ramen にじゅうぶんのいち 立地とお店の様子・混雑状況について
『Ramen にじゅうぶんのいち』は東尾久の”尾久本町通り”という商店街にあります。
最寄り駅は都電荒川線の「東尾久三丁目」電停から徒歩約3分。
ただ、都電荒川線はローカル線で普段利用されている方は多くはないかと思います。
大きな駅からの場合は”東京メトロの「町屋駅」”、JR利用山手線の「日暮里駅」か「西日暮里」まで行き、そこから接続可能な舎人ライナーの「赤土小学校前駅」となり、どちらの駅からでも歩いて8分程度になります。
店内はカウンターのみ8席。お寿司屋さんのような綺麗な木のカウンターでとても清潔な印象です。
店内にはゆったりとしたBGMが流れていて、落ち着いた雰囲気です。
店員さんの接客はとても丁寧で優しく、女性のお客さんや年齢層の高いお客さんも多く訪れています。
夜は行ったことがないのですが、ランチの時間帯は平日、祝日ともに大体満席状況。ピーク時間は外待ちの列ができます。
休日に関してはピーク時間を外しても外待ちが出ることもあります。それでも5名程度の列であればそれほど待たずにすぐに店内へと案内してもらえます。
店内にはソファの待機席がありますので、入り口の券売機で食券を購入したらソファで座ってカウンターが空くのを待ちます。
メニューについて
メニューは2023年8月現在、「塩そば」と「醤油そば」の2種類。
- 塩そば/醤油そば 1,200円
- 塩そば/醤油そば 味玉入り 1,400円
- 特製塩そば/醤油そば 2,000円
季節・数量限定で「札幌中華そば(味噌)」や、夏には「冷やし」といったメニューもあります。
その他トッピングでは「味玉」や「チャーシュー」等、ご飯物として「炊き込みご飯 250円」があります。
特製は以前は「チャーシュー2枚」、「カモロース」、「味玉」でしたが、2022年9月13日からチャーシューが3種類となりました。
特製は人気があり、ランチの途中で品切れとなることもあります。
特製塩そば
写真とお値段は2023年8月時点のものです
『Ramen にじゅうぶんのいち』のフラッグシップメニュー「特製塩そば 2,000円」。
初めて訪問した2020年の時から680円の値上がりとなっています。
2023年に入り、ラーメン価格のインフレがかなり進んでいるとはいえ2千円のランチはなかなか勇気がいるところです。
チャーシュー3種×2枚のチャーシュー麺の様な豪華さ。
スープは透き通っていて、初の一口は塩辛さがほとんど無く、出汁の旨味が前面に出ている感じのとてもマイルドな飲み口。
(ただ、後半になるとスープに塩辛さが出てきて力強い味に変化してきます。前半と後半でイメージが変わる不思議なスープです。)
麺は少しカドがある細麺。
一口食べてみると、、
ラーメンから味の優しさが溢れ出ています!!
柔らかい麺とマイルドなスープで上品で落ち着いた印象。
大人のラーメンといった感じです。
新作チャーシューの「炭火の吊るし焼き」。
スモークの燻製のような香ばしさとぎゅっと濃縮された肉の旨味。柔らかく、とても美味しいです。
噛むとジュワッと口の中にアブラの旨みが広がるジューシーなチャーシュー。
どのチャーシューも絶品です。
めちゃくちゃ旨い。。
味玉は味付けが濃過ぎず、淡くてほんのりと効いた塩味が上品な味です。
(以前よりも黄身が硬めの茹で加減で味も淡い感じがしました。)
2年ぶりと久々の訪問でしたが、『Ramen にじゅうぶんのいち』はやはり美味しかった。。
2,000円の価値ありの一杯です。
塩そば(味玉入り)
写真と値段は2020年時点のものです
塩のコクがあるスープが特徴の「塩そば 950円」。
(写真は味玉をトッピングした「塩そば(味玉入り)1,070円」)
スープは深いコク、雑味のないクリアで上品な味わいです。
麺はモチモチとしていて柔らかく、細めのうどんの様でもあります。
若干扁平の細麺はツルツルしていて喉越しが楽しめます。
サクサクとした軽い食感の穂先メンマ。
レアチャーシューはローストビーフのようなしっとりとした食感、サイズが大きいので一枚でも十分食べ応えがあります。
味玉は中がゼリー状の半熟でトロッとした舌触りです。
味がしっかりと染みていてご飯に乗せて食べたら美味しそう。
流石、ビブグルマン常連ということで上品で奥深い、玄人が好みそうなラーメンです。
醤油そば
写真と値段は2020年時点のものです
もう一種類のスープの「醤油そば 950円」。
大きなチャーシューにメンマ、ネギと非常にシンプルですが美しいビジュアルです。
スープは少し魚介の風味を感じる切のある淡麗醤油。
麺は塩、醤油ともに同じタイプの細めの扁平、柔らかめの麺となっています。
醤油の香ばしさで塩と比べると少し主張が強めに感じられる「醤油そば」。
塩とは違った雰囲気が楽しめるので、「塩」と「醤油」、是非とも2種類試してみることをお勧めします。
おしまいに
すっきりと整えられた店内の様子、優しく丁寧な接客、それらが反映されたかのような味のラーメン。
ビブグルマン常連も納得です。
ちょっと贅沢な雰囲気の中で絶品ラーメンが楽しめる『Ramen にじゅうぶんのいち』。
是非一度お試しください!
公式ツイッター
お店の混雑具合や品切れ状況などを発信してくれている公式ツイッターがあります。
もし訪問の際には1度チェックしてみると良いかと思います。
本文中で紹介のメニューとお値段
メニュー名 | 2020年のお値段 | 2023年のお値段 | 食べた日 |
醤油そば | 950円 | 1,200円 | 2020年 |
塩そば(味玉入り) | 1,070円 | 1,400円 | 2020年 |
特製塩そば | 1,320円 | 2,000円 | 2023年 |
店内環境 | |
接客対応 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | Ramen にじゅうぶんのいち |
アクセス | 都電荒川線「東尾久三丁目」電停から徒歩3分 千代田線、京成線町屋駅から徒歩8分 日暮里舎人ライナー 赤土小学校前駅から徒歩8分 |
営業時間 | 【火・水・金】 【定休日】 |
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