西日暮里・千駄木界隈は数は少ないですが、美味しいラーメン屋さんが多いエリアです。
「つけ麺TETSU」の本店、隠れた名店「麺屋 義」 、谷中銀座近くの塩ラーメンが美味しい「ひだまり」、舎人ライナーの西日暮里駅近くにある、常に行列の二郎インスパイア系「えどもんど」等どれも特徴的かつ美味しいラーメン屋さんです。
そして、その中でもトップクラスの人気と実力があるラーメン屋さんと言われているのが今回ご紹介の「神名備(かむなび)」です。
神名備のお店の紹介と立地について
神名備は2021年5月現在、食べログの得点で3.78という高い評価を得ており、2017年から2020年までの4回連続で百名店選出。 実力も知名度も十分です。
そしてラーメン1杯1,000円越え、メニューによっては2,000円越えと高級ラーメン店としても知られています。
ラーメンの味はもちろんなのですが、店員さんの ホスピタリティの良さもとても評判がいいお店です。
当然ランチ時はかなり混み合うので行列必死です。
初めての訪問は平日のお昼1時30分と終了間際を狙ったのですが先客が2名でしたが10分程度くらいとそれほど待たずに入店できました。
ただ、筆者が入店したところで材料切れでこの日は終了。2時の閉店時間前に営業終了となり、筆者が最後のお客さんとなりました。
店内は、テーブルとカウンターの計13席。一人当たりのスペースは広く取られており、とても快適です。
(店内撮影禁止のため内観の写真はありません)
お店の場所はJR山手線・東京メトロ千代田線の西日暮里駅から歩いて約8分程度。東京メトロ千代田線の千駄木駅からも歩いておおよそ同じくらいの時間です。
西日暮里駅からの場合、道灌山通りを不忍通りの方へ向かい、不忍通りとぶつかったところで右手へ、そして少し歩くと右手にあります。
千駄木駅からの場合は不忍通りを西日暮里・田端方面へひたすら真っ直ぐです。
店内はカウンターとテーブルの計13席。一人で来る方が多い様ですが、カップルでの来店も見受けられます。
客層はミーハーな感じは一切なく、皆さん落ち着いていられます。。
テーブル席があるので、2名〜3名程度でも対応できますが、大勢でガヤガヤと来るような雰囲気ではなく、1、2名で静かにラーメンを味わう。そんな雰囲気のお店です。
店内は調理と接客の2オペレーション。
ホールでは女将さんが手際良くかつ丁寧にお客さんの対応をしていきます。
そして、外に次々と並んでくるお客さんのケアも的確に行っています。
傍目に見ていても素晴らしいの一言。
美味しく、かつ再訪したいと思う記憶に残るラーメン屋さんの特徴は、2オペで、大量のお客さんを上手に対応しているお店が多い気がします。
神名備 メニューについて
神名備のメニューは2021年5月現在下記の通り。
ラーメン
- 醤油ラーメン 1,320円
- 塩ラーメン 1,320円
- チャーシュー麺(醤油・塩) 2,080円
- ごまの酸辣麺 2,090円
トッピング
- 玉子 110円
- のり 110円
- メンマ 220円
サイドメニュー
- 季節の炊き込みおにぎり 165円
- 杏仁豆腐 440円
種類は多くなく、シンプルなメニュー構成です。
醤油ラーメン
初神名備はこちらの一番人気の「醤油ラーメン 1,320円」。
斜めにそそり立つ巨大チャーシューが目を引く迫力満点のビジュアルです。
濃厚でコクがあるスープ。焦しタマネギが入っており、香ばしさも出ています。これはかなり特徴的、かつ旨いスープです。
麺は細め、色は黄色味が強く、少し縮れ気味です。コシと弾力があり程よい歯応え。スープとの相性もバッチリです。
そしてインパクト抜群のこの巨大チャーシューの山。
一口食べるとほんのりと八角の香りがします。そしてホロホロの柔らかさに丁度良い味付け。このチャーシューかなりのレベルの高さです。
醤油ラーメンには玉子は入っていないのですが、筆者が本日最後のお客さんという事で玉子をおまけしてもらいました。
「お嫌いでなければどうぞ」との一声。
流石、噂に名高い接客レベルです。
非常にハイレベルなラーメン。間違いなく自分の中での美味しいラーメンランキングではトップクラスです。
スープ、麺、チャーシューと全てにおいて高いレベルで、1杯のラーメンとして良く纏まっています。
すぐにでもまた食べたくなる、そんなラーメンです。
涼麺(りょうめん) 夏季限定
2021年8月某日。8月末までの期間限定ということなので「涼麺(りょうめん)」を頂きに参りました。
30度オーバーの気温の中、平日の1時過ぎにもかかわらず、いつものように外の長椅子に待っている人がおります。
「神名備」の人気恐るべし。
涼麺は「ごまの酸辣麺」と同額の2,090円と2,000円オーバーの神名備でも最高峰のお値段。食べるのにも気合が入ります。
麺の茹で時間が少し長いため、通常のラーメンよりも少し時間が経っての提供となります。
そのあたりは女将さんがちゃんと説明してくれます。
暑い夏にぴったりの「涼麺 2,090円」。
キュウリ、三つ葉、キムチ、ハム、メンマとさっぱりといただける具材でまとまっています。
少し酸味がある鶏ガラのスープ。ラーメンのスープとは違って、キレとコクがありながらもとてもさっぱりした印象です。
旨い。
冷たいスープに合わせた歯応えのある硬めの玉子麺。
歯応えがあり、麺の味も風味豊か。220gと大盛りサイズの量なのですが、すっきりとしたスープとの組み合わせでどんとんと食べれてしまいます。
少し酸味のあるスープと玉子麺の組み合わせは冷やし中華を彷彿とさせますが、鶏ガラ主体のスープは酸味以上に旨味を感じさせてくれて、冷やし中華とはまた別の冷たい麺料理として認識させてくれる一杯でした。
2,090円と筆者の様な平凡な庶民が気軽にランチと言うには少々ハードルが高いですが、夏の思い出に残る味となりました。
そしていつもながら、女将さんのお気遣いと接客対応の姿勢、本当に最高です。
おしまいに
実は初訪問時の醤油ラーメンを食べた時、お会計の時に思いがけないプレゼントもいただきました。
詳しくは記載しませんが、思いがけず、かなり嬉しいプレゼントでした。
食事中、むせた時にはすぐにお水を持ってきてくれたり、会計の時や着席の時に一言一言お客さんに気遣いの言葉をかけてくれたりとかなりハイレベルの接客対応。流石の一言です。
ラーメンの味はもちろんですが、この暖かいホスピタリティも含め、名店にふさわしいラーメン屋さんであることは間違いありません。
【追記】
口コミに良く登場する噂のチャーシュー麺ですが、お話を聞いたところ、チャーシューが冷たい為ラーメンのスープの温度が低くなってしまうそうで、やはり通常のラーメンの方がオススメとのことでした。
本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | 醤油ラーメン 1,320円 |
涼麺 2,090円 | |
店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 神名備(かむなび) | ||||||||||||||
アクセス | JR山手線・京浜東北線 東京メトロ千代田線 西日暮里駅より徒歩約8分 | ||||||||||||||
営業時間 |
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