横浜税関に務めていた尾崎貫一さんという方が南京町の料理人達を連れ、当時日本一の盛り場であった浅草にお店を出したのが「来々軒」です。
現在のちゃーしゅー、しなちくが乗ったらーめんはこの店がルーツとされています。
与ろゐ屋 パンフレットより抜粋
浅草名代らーめん 与ろゐ屋 立地とお店について
「浅草名代らーめん 与ろゐ屋」は浅草観光では必ずと言ってもいいほど立ち寄る機会が多い”雷門”から”浅草寺”に向かう参道沿いに並ぶ商店街”仲見世通り”沿いのすぐ近くにある浅草の”中華そば”をルーツとするらーめんを提供するお店です。
一階のカウンター席と2階のテーブル席の合計32席。比較的大きめのお店です。 店内には祭囃子のBGMが流れ、日本絵画が飾られており雰囲気がよく出ています。
浅草名代らーめん 与ろゐ屋 メニューについて
与ろゐ屋では通常の”醤油らーめん”の他に塩ベース、季節限定のらーめん等下記の種類のらーめんから選ぶことができます。(2021年4月現在)
- らーめん 800円
- 梅塩らーめん 850円
- ざるらーめん 800円
- 季節限定らーめん
また毎朝手作り、大きめの 「餃子(3個)350円」も人気のメニューです。
玉子らーめん
初めて玉子らーめんを見た方は、らーめんよりも、玉子の方に目がいってしまうのではないでしょうか? 黄身が二つある「双子の玉子」がトッピングされた「玉子らーめん 900円(税込み)」です。 玉子の説明は後にして、先にらーめんの方から紹介していきます。 スープは動物系と魚介系素材のバランスが取れたあっさりした印象。 中華そばが持つイメージをそのままに日本人であれば誰でも美味しく感じられる。そんな感じのスープです。
麺は細めの縮れ麺。下町界隈で筆者が好きならーめん屋さんでよく使われている”浅草開花楼”製。 ツルツルの食感で非常に旨いです。
チャーシューは肉厚で歯応えがあります。ジューシーなホロっとした食感ではないので、さっぱりとした”らーめん”にはぴったりの相性です。
そして最後に”双子の玉子。” これは人工的に作ったりしたものではなく、若鶏がたまに産む珍しい玉子だそうです。 サイズは通常の玉子より大きめ。
しかも希少価値もある珍しい玉子が100円でトッピングできるのであれば追加しない選択肢はなさそうです。
日本人に馴染みが深い醤油ベースの中華そばですが、「与ろゐ屋のらーめん」は使う素材にこだわりを持って、長い時間をかけて熟成された、他のらーめんとは違う旨さの一杯でした。
和風ぎょうざ
3個で350円。大粒の「和風ぎょうざ」は毎朝手包で作られているそうです。 山椒塩とあらかじめ用意されている専用のタレで頂きます。 大きめの粒に綺麗な焼き目。見た目がすでに美味しそうです。
餡にはニンニクは使われておらず、鳥のもも肉、春雨を利用しているそうです。 確かに食べた感じは豚挽肉のジュワッとした餃子と違い、プリッとした歯応えとお肉の旨味が感じられ、今までに食べた餃子とは少し違う印象を受けました。
焼き豚ご飯(平日限定)
もし、与ろゐ屋に平日のランチ(15時まで)に行くことができたらとてもラッキーです。 たったの100円で焼き豚の旨味たっぷり「焼き豚ご飯」を食べることができます。
少しカリカリめ具合のチャーシューと甘辛いタレとご飯の組み合わせのチャーシューどんぶりがたったの100円。 浅草に平日、しかもランチの時間帯のみと少しハードルが高いかもしれませんが、もしタイミングが合えば絶対に注文したい一品です。
おしまいに
スタンダードな中華そばの味ながら、スープや麺、具材とそれぞれにこだわりとクオリティの高さを感じられるらーめんです。本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | 玉子らーめん 900円 |
和風ぎょうざ 350円 | |
焼き豚ご飯 100円 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 浅草名代らーめん 与ろゐ屋 |
アクセス | 東京メトロ銀座線 浅草駅から徒歩約4分 |
営業時間 | 月~金 11:00~20:00(L.O.19:30) 土・日・祝 10:45~20:00(L.O.19:30) |