冷麺。焼肉屋さんの〆ではかかせないメニューですね。
東京で冷麺を頼む場合、出てくる麺の太さには2種類あり、本場韓国風のそうめんの様な細麺と、ラーメンの中太麺の様な太さのどちらかの冷麺が出てきます。
(東京以外の地方ではどうなのかはちょっと分かりかねますが・・) 細い麺も美味しいのでよく食べるのですが、筆者が個人的に好きなのは少し太めのいわゆる「盛岡冷麺」と言われるタイプの冷麺です。
盛岡冷麺とは
盛岡冷麺というのは、岩手県の県庁所在地、盛岡市の名物料理。
盛岡市は麺料理が有名で、おそらく誰でも一度は聞いた事がある「わんこそば」、甘辛い肉味噌でいただく汁なし麺の「じゃじゃ麺」、そして今回ご紹介の「盛岡冷麺」の3つ。
これらはまとめて「盛岡三大麺」と呼ばれています。
元々は朝鮮の方が1950年台に盛岡市で開業した食堂で提供し始めたのが最初といわれています。
自分の地元で食べていた、好きだった味を再現して提供し始めたそうです。
その後、地元の企業が冷麺をアピールをしたりといろいろな努力があり一般に知名度を上げてゆきます。
そして2000年(平成12年)4月に、讃岐うどん、札幌ラーメン、長崎ちゃんぽん、沖縄そばなどと同様に、公正取引委員会が「盛岡冷麺」の生麺に対して「特産」・「名産」表示を認め、盛岡冷麺は “本場” として認定されることとなりました。
盛岡冷麺の特色
盛岡冷麺の麺は小麦粉や片栗粉を用いた生地をパスタの様に細い穴から押し出して作られます。
そうして作られた麺はとても強いコシがあり、筆者は最初が食べた時の感想は「ゴムを食べている様」でした。
おそらく、前知識がなく、人生で初めて盛岡冷麺を食べたら大体同じ様な感想になるのではないでしょうか?
初めて食べた時はその独特の食感に少し戸惑ったのですが、しばらく経つとまたあの歯応えの麺を食べたくなり、2度、3度と食べているうちに好きなメニューの一つとなっていきました。
(筆者このパターンが多く、第一印象は悪いのですが、なぜかまた食べたくなり、その後何度か食べているうちに知らず知らず大好きになる。人間関係も似た様なところがありますね。)
スープは牛骨出汁の冷たいスープで、キムチやハム、キュウリ、茹で卵といったトッピングを加えて完成となります。
家庭で楽しめる盛岡冷麺 戸田久 盛岡冷麺
さて、だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、筆者の大好物で都内のスーパーで見かける事ができる家庭用冷麺「戸田久 盛岡冷麺」をご紹介させていただきます。
2食入りで普段は300円〜400円程度で売られている事が多いのですが、スーパーの特売などで200円〜300円程度で販売される時があります。
その時が仕入れ時で、ある程度まとめ買いをしてストックしています。
保存期間は製造日より常温で100日間程度とかなり長め。
ラーメンやそばの生麺とは異なりかなり長く保つのでまとめ買いでも大丈夫ですね。
都内のスーパーではよく見かけるのですが、他の地域ではどうなのでしょうか?
盛岡なので、東北では購入する事ができると思うのですが、もしスーパーで購入する事ができなくても通販でも購入する事ができます。
もしお近くのスーパーにない場合は通販でその味をお確かめください!
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盛岡冷麺の作り方・調理方法
料理方法は簡単です。入っている麺を茹でて、セットになっているスープを加えるだけ。
麺の茹で時間は約1分と極めて短いです。
茹で上がったら、スープを200mlの水で薄め、水切りをした麺を加え、ハムや玉子、キュウリにキムチと言ったトッピングを加えて完成です。
本場ではスイカを口直しにトッピングすることもありますが、冬でスイカはないのでこのままです。
辛味は「キムチの素」と呼ばれる別辛の調味料をお好みで。量により辛さは調整可能です。筆者はいつも全部入れますが、全部入れても程よい辛さです。
最初から少し酸味はありますが、お好みで「酢」を加えても美味しくいただけると多います。
麺はとにかくゴリゴリとした強烈なコシがあります。なかなか噛みきれずゴムの様。
初めての場合はあまりの硬さに驚くかと思いますが、これが癖になります。
トッピングとしてはお歳暮でいただいたハム。0円。送っていただいた方に感謝してとてもありがたくいただきます。
焼いてお酒のおつまみにしてもよし、ラーメンなどのトッピングにしてもよし。最強のトッッピング具材。
そして欠かせないのがキムチ。
近所のスーパーの500gで189円の超激安キムチです。筆者の知る限り近所のスーパーの中ではこれが最安ですが、味はなかなかのもの。
3本100円のキュウリ。夏はこれくらいが相場なのですが、冬はキュウリ高いですよね。2月にこのお値段は超お買い得。
筆者特製自家製味付け玉子。茹で卵を蕎麦のだし汁に2-3日程漬けるだけの超簡単料理。
ラーメンのトッピングやお酒のおつまみにととにかく大活躍。
常備品です。
焼き冷麺
通常の冷麺の他に裏メニューとして「焼き冷麺」の作り方が袋の裏に記載があります。
通常の冷麺が好きなので、「焼きにして食べるのはもったいないかな?」と思っていたのですが、もう何度も通常の冷麺を食べてきたので、せっかくなので一度試しに作ってみることにしました。
焼き冷麺の作り方
- 麺は先に茹でておき、水を切って置いておきます。
- 豚肉、ニラ、人参、モヤシなどをキムチと一緒に軽く炒めます。
- 2に綿を加えサラダ油を少し加えて炒めます。その際に袋に入っている冷麺のタレを一緒に和えるように炒めていきます。
以上で出来上がり。料理時間は10分程度とっても簡単です!!
味は麺のゴリゴリとした硬さが少しなくなり柔らかく噛みやすい硬さになっています。
冷麺の硬い麺もいいですが、焼き冷麺のこの硬さもいいですね!
少し味が濃い目なので、しょっぱいと感じる場合は同封のタレの量を調節するといいかもしれません。
いずれにしても「焼き冷麺」かなり美味しい!
冷麺は普通に食べても焼いてもどちらも絶品ですね!
おしまいに
焼肉屋さんで食べると結構なお値段がしますが、おうちで作ると一杯200円以下。筆者の様に格安トッピングで仕上げると150円程度とかなりリーズナブル。
美味しい上にコスパにも優れた「戸田久の盛岡冷麺」。
もし食べた事がなければぜひチャレンジしてみてください。独特の歯応えの麺はクセになること間違い無しです。
初めて食べる場合は普通に冷麺として、何度か食べる機会がある場合は「焼き冷麺」もオススメですよ!
本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | 戸田久 盛岡冷麺 ※2食分 199円(近所のスーパーの特売) |
キュウリ 11円 (3本100円の近所のスーパーの特売を一杯あたりの使用量で計算) | |
キムチ 10円 (近所のスーパーの500gで189円の激安キムチを使用量あたりで計算) | |
自家製味付けたまご 15円程度(1パックあたりおおよそで計算) | |
高そうなハム 0円(お歳暮のいただき品) | |
1食あたり合計:136円(税抜き) | |
辛さ | |
コスパ | |
オススメ度 |
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