白エビ(シロエビ・シラエビ)というエビはご存知でしょうか?
地方によってはシロエビと呼ばれることもありますが、正式名称は「シラエビ」。
シラエビはサクラエビよりは大きく、シバエビよりは小さいくらい7〜8cm程度の小さなエビです。
日本周辺でとれる世界的にも珍しい種類のエビで、富山産が特に有名。 富山湾に多く生息しており、水深200メートルから300メートルの深い海域で群れを成して泳いでいます。
都内に出回るのがほとんどが富山産ですが、新潟や駿河湾、相模湾でも揚るそうです。
白エビ(シロエビ・シラエビ)の分類
白エビ(シロエビ・シラエビ)の分類は 十脚目>コエビ下目>オキエビ科>シラエビ属>シラエビ オキエビ科のエビで食用で知られているのはこの「シラエビ」のみです。
白エビ(シロエビ・シラエビ)時期と入手方法・値段について
白エビ(シロエビ・シラエビ)は春から秋にかけて市場に出回りますが、それほど見かける頻度は多くなく、都内の普通のスーパーではあまり見かけません。 鮮魚店、少し鮮魚に強いスーパーでは時期になると置いていることがあります。
お値段はこの一皿で税込538円。
アマエビやシバエビよりは高価なエビです。
白エビ(シラエビ・シロエビ) 味と食べ方について
シラエビの食べ方は”刺身”、”唐揚げ”、”かき揚げ”が一般的です。
白エビ(シラエビ・シロエビ)の刺身
やはり、エビの味を一番よく堪能することができるお刺身。
シラエビのお刺身は殻を剥いて食べますが、殻を剥くのが本当に大変。
写真くらいの小さな刺身盛りを作るだけでも10分以上かかりました。
一度冷凍をすると殻がむきやすくなるそうです。
シラエビのお刺身はねっとりとしていて、コクがある甘さが舌に広がります。
エビ特有のプリッとした食感はありませんが、この強い甘みはシラエビならではです。
ちなみに、殻を剥くのがあまりにも面倒だったので、殻ごと食べて見ましたが殻は柔らかく、それほど気にならずに美味しく頂けました。
白エビ(シラエビ・シロエビ)の唐揚げ
体長が小さく、殻も柔らかいので唐揚げの味も期待できます。
片栗粉をまぶして油で揚げるだけの簡単調理。
シラエビの唐揚げはサックリした軽い歯触りの中にエビの身の柔らかさとほのかな甘みが感じられる味です。
甘海老や川海老の様にもう少し大きなエビになると、唐揚げにすることでエビの香りがとても強くなるのですが、シラエビの唐揚げはクセがなく、淡い味と香りで上品な印象の唐揚げになります。
川海老の唐揚げはビールとの相性が最高ですが、シラエビの唐揚げはビールではなく、キリッとした淡麗の日本酒によく合いそうです。
おしまいに
都内のスーパーではなかなか見かけることがない「シラエビ」。
とても上品な味で、
本文中で紹介の品のお値段
お値段 | 白エビ一皿 538円税込 |
刺身 | |
レア度 | |
コスパ | |
オススメ度 |