【麺酒処 ぶらり】(@荒川区・日暮里)路地裏の奥にあるミシュラン・ビブグルマン獲得の 上品な鶏白湯ラーメン

「日暮里駅南口」出口からそのまま真っ直ぐ進めば洋服の生地、布や革などを扱うお店が90店舗以上立ち並ぶ有名な「日暮里繊維街」があります。

日暮里繊維街

その日暮里駅南口の出口を繊維街の方へは進まず、駅を背にして右手、鶯谷方面に向かって歩くと「尾久橋通り」にぶつかるのですが、日暮里駅から尾久橋通りにぶつかるまでの間には飲食店が並ぶちょっとした通りがあります。

その通りには焼肉が美味しい「房家」や、ラーメン屋さんの「ふじ田」(2021年3月閉店)、ホルモン屋さんの「ふたご」、その他各種チェーンのそば屋さん、居酒屋さん等々が立ち並んでいます。

この通りは良く食べたり、飲んだりしに行く場所なのですが、最近この通りに今まで気づかなかったラーメン屋さんがあることに気付きました。

その名も麺酒処 ぶらり2015年と2016年にミシュランのビブグルマンを連続で獲得したという有名店です。

よく歩く場所であるのにもかかわらず気づかない理由はその立地。

極上のラーメン屋さんは奥の細身を抜けた先にひっそりと営業をしているのです。

「ぶらり」外観

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ぶらり メニュー構成とオススメメニュー

『ぶらり』券売機

券売機の写真は2024年10月時点のものです

「ぶらり」のメニュー構成は”らーめん””つけめん”、”サイドメニュー”となっています。

らーめんは2種類「鶏白湯らーめん」1030円「鶏そば」870円です。

つけめんは1種類、「鶏白湯つけめん」1080円です。

つけめんには鶏白湯つけめん 魚粉入り」1080円というバージョンも存在しています。

以前は「鶏×魚つけめん」というメニューでした。

らーめんには20円アップの辛いスープのメニューもあります。

名物は「鶏白湯らーめん」。周りのお客さんを見ていると、圧倒的に「鶏白湯らーめん」の注文が多いです。

 

ちなみに初めて訪問した2020年の時のお値段は下記の通り。4年で200円ほど値上がりしています。

  • 鶏白湯らーめん 830円
  • 鶏そば 710円
  • 鶏白湯つけめん 880円
  • 鶏×魚つけめん 880円

鶏白湯らーめん

「ぶらり」鶏白湯らーめん

写真とお値段は2020年5月時点ののもです

こちらが名物「鶏白湯らーめん」830円
具は白髭ネギ鳥チャーシュー、そして山クラゲと至ってシンプル。スープは透明度ゼロに近い、白濁している濃厚鶏白湯

麺は少し太めの平打ちの縮れ麺。ツルツルもちもちで濃厚な鶏白湯スープに良く絡みます。

(店内の照明は暗めで写真が非常に難しいです。)

「ぶらり」鶏白湯らーめん

スープは見た目通り、とても濃厚でコクがありながらスッキリとした上品な味わいです。

スープだけでもいくらでも飲めそうです。

「ぶらり」鶏白湯らーめん

ちなみに、同じ日暮里にある人気のラーメン店、「ラーメン三極志」でも鶏白湯のラーメンが名物ですが、あちらは複雑な味が絡み合っている家系のようなスープですが、こちらは鳥のエキスがぎゅーっと凝縮されたようなクセのない味が特徴です。

『ぶらり』山クラゲ

ラーメンの具材としては珍しい山クラゲもコリコリして美味しいです。
周りで山クラゲをバリバリ噛む音が聞こえてきます。

山クラゲというとあまり馴染みのない食材かもしれませんが、「山くらげ」は、「ステムレタス」という茎レタスの仲間なんだそうです。筆者はてっきりキノコか何かかと思っていました。
生産地は埼玉、山形、青森と限られている地域で、生産量もごくわずかという貴重な食材だそうです。

 

鶏そば

「ぶらり」鶏そば

写真とお値段は2021年2月時点ののもです

もう一つのらーめんが「鶏そば」710円です。上の写真は「鶏そば玉子入り」820円。

ピブグルマンのお店のらーめんが700円台からいただけるということでかなりコスパの良いらーめんです。

スープはほぼ透明で淡麗という言葉がぴったりのスッキリとした飲み口のスープ。

繊細でとても上品な味わいです。

「ぶらり」鶏そば

麺は鶏白湯とは違って、細麺となっており繊細な味わいです。

「ぶらり」鶏そば

チャーシューは鶏。スッときれる柔らかい歯応え。

やはり淡い味わいでらーめんとよくあっています。

「ぶらり」鶏そば

玉子は半熟。スープの中に入れると黄身が溶け出すような茹で具合です。

味は淡く、ほんのりと玉子の黄身の甘みを感じます。

「ぶらり」鶏そば

食べた感想としてはとても上品。男性が夜の一食分として食べるには少し物足りないかもしれませんが、

お店は”夜11:30”までとかなり遅くまで空いており、飲んだ後の〆のらーめんとしては最高な気がします。

「ぶらり」鶏そば

鶏×魚つけめん

「ぶらり」鶏×魚つけめん

写真とお値段は2021年12月時点ののもです

「ぶらり」で2種類あるつけめんの内の一つ「鶏×魚つけめん 880円」

「ぶらり」鶏×魚つけめん

鶏の”ぽてっ”としたまろやかな味わいと魚介の深いコクのコンビネーションのスープ。

「ぶらり」鶏×魚つけめん

鶏白湯も良かったですが鶏×魚もかなり旨いです。

「ぶらり」鶏×魚つけめん

麺は若干太めのストレート。

ツルツルもちもちの食感で、つけめんならではの食べ応えがあります。

「ぶらり」鶏×魚つけめん
「ぶらり」鶏×魚つけめん

鶏チャーシューはスープの中に。ホロホロで柔らかいです。

「ぶらり」鶏×魚つけめん

ぶらりではお馴染みの山クラゲ。ガリガリの歯応えが楽しめます。個人的にかなり好きな歯触りです。

鶏白湯が名物ではありますが、この鶏×魚スープのつけめんもかなり旨いです。

ボリュームもありオススメです。

辛鶏白湯らーめん

『ぶらり』辛鶏白湯らーめん

写真とお値段は2024年9月時点ののもです

ちょっと久しぶりとなった『ぶらり』で「辛鶏白湯らーめん 1050円」を頂きました。

『ぶらり』辛鶏白湯らーめん

”辛み”はスープの一角に盛られていて、混ぜ合わせることでスープが辛くなります。

『ぶらり』辛鶏白湯らーめん

辛味を全体的に広げるとスープの色が赤っぽく変わってきます。

ピリッとした辛さで味のアクセントになります。

辛さはそれほど強くないので、辛いのが苦手な方でも大丈夫です。

『ぶらり』辛鶏白湯らーめん
『ぶらり』辛鶏白湯らーめん

「ぶらり」の立地について

日暮里駅南口から徒歩約1分という超至近距離。

しかも何度となくこの場所には来ていたのに、何故気付かなかったのか。

というのも、『ぶらり』はこの場所にラーメン屋さんが在ると解っていなければ、ほぼ素通り確定のような場所にあるのです。


表通りに面しておらず、両側をビルの壁に囲まれた奥の細道を抜けた先に在るのでよほどのことがない限り、その存在には気づかないでしょう。

「ぶらり」外観

表通りに↑のような看板は出てますが、2階にある甘味処の看板と融合して、一見何屋さんかわかりません。

赤い背景色に黄色の控えめな大きさの文字で「そば」と書いてありますが、良く注意してみないと、ラーメン屋ということに気づかないのではないでしょうか。写真の大きさも控えめです。

昼でもこのくらいなので、夜になるとますます気づくのは困難に。

お店へは、ここの看板があるところを右手に曲がり、細い路地に入ります。

両サイドは壁の狭い通路。昼は彼方向こうになんか甘味処の上りが出てますが、夜ではほとんど何なのかわかりません。
夜になると、日暮里のこの辺りはネオンの明かりが灯り、客引きが出てきて少し雰囲気が悪くなるので、始めての場合はちょっと怖くて入れない雰囲気です。

「ぶらり」外観

一見ただの突き当たり。この奥にラーメン屋さんがあるとはなかなか気づけません。

「ぶらり」外観

行き止まりをちょっと曲がった先に入り口があります。

これじゃ場所を知っている人じゃないと見つけられませんね。まさに路地裏の隠れ家ラーメン店です。

「ぶらり」の店内の様子と混雑状況

ぶらりの店内は和風で明るすぎない照明が落ち着いた雰囲気となっています。

座席は4人掛けのテーブルとカウンターの合計17席。

「ぶらり」内観
「ぶらり」内観

祝日の午前は女性数名のグループが多く、平日夜はサラリーマン風の男性1名〜2名程度が多い印象です。

「ぶらり」内観

ぶらりはこの界隈ではかなりの人気店で、お店は常に混んでいます。外に行列が伸ずらっと伸びているということはありませんが、休日の昼には先ほどの路地に人が並んで待っていることも珍しくありません。

夜でもお店はいつも満席に近い状態。夜のピークの18:30〜は店内待ちになっていることも。

「ぶらり」券売機

オーダーは食券制。入り口入ってすぐ正面に券売機があります。

おしまいに

知る人ぞ知る、路地裏の名店「ぶらり」。

ビブグルマンの上品なお味が比較的リーズナブルに楽しめます。祝日のお昼は混むので、狙い目は夕食にはちょっと早いかもしれませんが、午後の部開始直後16:00頃。

いつもは満席ですが、この時間はかなり空いているのでゆっくり「キリンラガー」も楽しめますよ!

以前は夜11時30分までと深夜営業をしていたのですが、2024年9月時点では10時までと若干営業時間が短くなっているので飲んだ後の締めで利用していた方はご注意を!

ビブグルマンって?

よく人気のラーメン屋さんなどで”ビブグルマン”っていう言葉を聞くのですが、まあ、ミシュランの格付けの一種かな?くらいに思っていましたが、内容がよくわからなかったので、この機会に調べてみました。

「ビブグルマン」の意味は以下の通りとなります。

(1)フランスのミシュラン社によるグルメ情報ガイドブック「ミシュランガイド」に近年導入された新しい評価指標で、3500円以下ながら美味しい料理ができる店を紹介。

(2)「ミシュランガイド」の星評価には該当しないが、安くて美味しいコスパ良い店ばかりを紹介するのが「ビブグルマン」で、これまではフランス料理など一部カテゴリーだけだったが、最近では寿司・蕎麦など豊富なお店が選出対象となっている。

言葉の辞典

3,500円以下の美味しいお店ということで、ラーメン屋さんに多い印象だったのですね。納得です。

↓日暮里の人気ラーメン店「三極志」の記事もありますので読んで頂けると嬉しいです!↓

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本文中で紹介のメニューとお値段

 

メニューとお値段 2020年5月

鶏白湯らーめん 820円

メニューとお値段 2021年2月

鶏そば  700円(玉子入り 810円)

メニューとお値段 2021年12月

鶏×魚つけめん 870円

メニューとお値段 2024年9月

辛鶏白湯らーめん 1050円

店内環境
接客対応
満足度
コスパ
オススメ度

店舗詳細とアクセス

 

店舗名 麺酒処 ぶらり
アクセス JR各線 日暮里駅 南改札口より徒歩1分
営業時間 【平日】
11:30~14:30
16:00~22:00
【土曜祝日】
11:30~22:00
【日曜日】
定休日
2024年9月現在



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