2022年10月、永かったコロナ禍も収束に向かいつつあり、海外、国内共に人々の交流が回復の兆しをみせる明るいニュースが多くなってきました。
対外的には日本への入国規制も緩和され、街中や電車の中でも海外からの旅行客の姿を多く見かける様になり、海外の方に日本の文化を経験してもらう機会が増えたことについてはとても感慨深く感じています。
円安の今、インバウンドの需要が高まることについては、長い間コロナ禍の中で需要の低迷に苦しんできた運輸、宿泊、飲食等の観光業の方にとっては嬉しいことではないかと思います。
特に食に関して言えば「ラーメン」はアジア、アメリカ、ヨーロッパ方面から日本に来る旅行客の方々にとって非常に人気がある料理。
海外の方にラーメンの美味しさを知ってもらうのは大賛成なのですが、個人的には美味しいラーメンは出来るだけ並ばずに食べたいところ。。
前置きが長くなりましたが、言いたいこととしてはミシュランのガイドブックに載っている様なラーメン店は今後さらに外国人旅行客で混雑が予想されますので、以前から行こうと思っていた人気店をピックアップをして今の内に食べに行こうと計画しています。
一番の候補は、2022年の現時点まで6年連続でミシュラン一つ星を獲得している坦々麺とラーメンの有名店、豊島区・大塚にある「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」です。
創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) 立地とお店について
『創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)』はJR山手線の「大塚駅」南口を出て、飲食店が立ち並ぶ通りを新大塚駅方面へ向かいます。
家系ラーメンの「丸子家」が見えたら次の十字路を左に曲がり少し歩いた先に見えてくるビルの1階に位置しているのが『創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)』です。
創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) 混雑具合について
今回初めて訪問したのが2022年10月の雨降りの平日、13:50頃。
ランチの終了が15:00なので、クローズ約1時間前の到着でしたが、すでに15名程度の行列ができていました。
雨の中、みなさん傘をさして列に並んでいます。
パッと見た感じ、列には海外から(アジア方面?)の旅行客と思われるお客さんが4、5名程度。
すでにインバウンド需要の高まりが始まっている様です。
Twitterを見ていると、従業員の数によって客席を6席に絞っている日がありますが、ちょうど訪問した当日も客席が6席の日。
列に並んでから料理が提供されるまでは約1時間程かかりました。
座席をフルオープンすると最大12席ですので、12席で回している日であれば30分程度の待ち時間だった可能性があります。
14:30を過ぎるあたりで、列がなくなっていたので、狙い目の時間としては平日、午前の部閉店の30分前位かもしれません。
創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) 並び方について
並び方については前にお客さんが並んでいる場合はその後ろに並んでいればOKです。
食券の購入は店内に入ってからになりますので、事前に購入する必要はありません。
定期的に店員さんが出てきてグループサイズの確認や並び方について教えてくれますので初めてでも安心でき、とても親切な印象を受けました。
個人的には事前に食券を購入して列に並ぶよりも、「鳴龍」の様に店内に入ってから購入の方が安心感があり嬉しいです。
創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) 店内について
「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」の店内はキッチンを正面にするカウンターが6席、2名のテーブルが1卓、4名のテーブルが1卓の計12席。
カウンターは縦、横に十分なスペースがあり、体格の良い海外からのお客さんでもゆったり座れる幅があります。
数は少ないですがテーブル席もあるので、ちょっとしたグループでも大丈夫です。
創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) メニューと値段について
「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」の麺のメニューは2022年10月時点で下記の通りです。
- 坦々麺 1,000円
- 酸辣麺 1,000円
- 醤油拉麺 1,000円
- 塩拉麺 1,000円
拉麺4種全てがスッキリALL1,000円!
その他味付け玉子やチャーシュー追加等のトッピングがありますが、簡潔な料金体系は嬉しいですね。
坦々麺 (2022年10月)
坦々麺の写真と値段は2022年10月時点のものです。
「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」の一番人気「坦々麺 1,000円(税込)」。
今回は150円の味付け玉子をトッピングしています。
丼は純白の円錐形の深い器。
ラーメンとしての見た目は非常にシンプルですが、器の純白と、スープの橙色、そして中央に乗ったネギの深い緑色がアクセントとなり、いかにも海外の方が好みそうな美しいビジュアルです。
スープは透明度の低い粘度高めの胡麻スープを想像していましたが、意外にも透明度高めの清湯スープ。
一口目はあっさりとした印象でしたが、スープを混ぜながら2杯、3杯と口に含んでいくとスパイスやナッツ、肉の旨味等のその奥深さが感じられます。
辛味や痺れはほぼなく、強いスパイスを使わずに純粋に淡い味の中にある複雑さを楽しむ坦々麺です。
やはりミシュランの星を獲得できるお店ともなると味が繊細ですので、丁寧に味の秘密を紐解いていかなければなりません。
麺は極細ストレートで少し柔らかめの食感。
柔らかさの中に芯が少し感じられる絶妙な茹で加減の麺はビブグルマンを獲得したラーメン屋さんで食べた食感に共通している様に思われました。
「味付玉子 120円」は黄身が半熟タイプのしっかりとした味付け。
今回、キッチン正面のカウンターに座ることが出来たので調理の様子を拝見させていただきましたが、この「味付玉子」もラーメンの丼に入れる前に一度お湯に入れたりと一手間加えられていた様に見えました。
初めて「鳴龍」の坦々麺をいただいてみた印象としては、胡麻やその他スパイスの風味は後を引く強さがありますがとても上品です。
筆者は素人なので偉そうなことは言えませんが、流石「ミシュラン一つ星」!と感動させていただいた坦々麺でした。
おしまいに
2022年10月時点では営業時間が平日と土曜の15時までとかなり訪問難易度としては高めの条件です。
拉麺も食べたいのですが、平日の昼に1時間以上並ぶ必要があるとなると有休消化が必要ですね・・
本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | 坦々麺 1,000円(税込) |
店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 創作麺工房 鳴龍(なきりゅう) |
アクセス | JR山手線「大塚駅」南口から徒歩約5分 |
営業時間 |
【月〜土曜日】 【日・祝日】 |