「おうッ、何ができる?」
「花巻にしっぽく?」
「しっぽく、ひとつ、熱くして。寒いなァ」
のやり取りで始まる「時そば」は釣り銭をごまかそうとする少し間のぬけた男と蕎麦屋のやり取りを題材にした古典落語の名作です。
筆者この演目が大好きで、色々な噺家の「時そば」を聞いてきましたが、一番はなんと言っても”5代目古今亭志ん生”師匠の時そばに限ります。
さて、新橋にはこの落語の演目と同じ名前のお蕎麦やさん「時そば」があります。
立ち食いではなく、日本酒や焼酎、つまみも提供する十割蕎麦の本格派のお蕎麦やさんです。
食べログポイントは2021年6月時点で3.7ポイント以上とかなりの高得点。お得意さんも多い新橋界隈では人気のお蕎麦やさんです。
新橋ときそば 立地とお店について
新橋駅・御成門の駅近くですが、かなり目立たない場所にあるので、普通に歩いていてもなかなか見つけられないかと思います。
新橋駅から赤レンガ通りを愛宕警察の方へ向かって歩いていき、塩釜公園を越えたあたりで左手に曲がるのですが。。
特に近くに目印もなく、飲食店もない場所なので口での説明が難しいです。何度か行っても曲がる道を間違えることがあります。
初めての場合は素直に地図アプリで向かうのがオススメです。
店内はカウンターとテーブルの21席。和風の落ち着く作りでついつい長居をしてしまいそうです。
お昼のピーク時は混んでいることが多く、席があくまで少し待つこともあります。
新橋ときそば メニューについて
メニューは「ざる」の900円が基本で、「かけ」が1,000円と少々高級なお店です。
「ざる」は通常の細打ちと太打ちの田舎蕎麦から同額で選択が可能です。
通はおつまみを摘みながら、日本酒を飲んで、最後にお蕎麦で締めるのでしょうが、現役アラフォー世代は昼からのんびりお酒というわけには行きませんのでお蕎麦だけで我慢です。
ざる
ざる(写真は細打ち)900円。
店内の石臼で挽きたてだけあって、十割そば特有の高い風味と豊かな香り。
コシが強目でプッツリとした歯応えが楽しめます。
最後は蕎麦湯で締めくくり。
ざるが900円は贅沢ランチになりますが、その分の価値十分にありです。
「もう一杯と行きたい所だけど、
わきで不味いの食らっちまったんだ。これでも
一杯で勘弁しといてくれ。」
おしまいに
新橋界隈ではかなりレベルの高いお蕎麦をいただける「新橋ときそば」。
お支払いの時には料金を間違わないようにご注意を・・
本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | ざる 900円 |
店内環境 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 新橋ときそば |
アクセス |
JR山手線・京浜東北線 新橋駅烏森口より徒歩約7分 東京メトロ三田線 御成門駅 A4番出口より徒歩約3分 |
営業時間 |
[月~金]昼:11:30~14:00(予約不可) 夜:17:30~21:30(L.O.) [土] 11:30~14:00 【定休日】 |