2024年新NISAにピッタリ 株主優待が魅力の30万円以下で購入出来る飲食系株銘柄10選

2024年から新NISAが始まり株式投資に興味を持ち始めている方も多いのではないでしょうか？

株は値上がりによる利益の他に、保有していることでその企業からもらえる「株主優待」も魅力の一つです。

飲食系の企業は株主優待として自社のレストランで利用できる「食事券」を出していることが多く、株の魅力をより身近に感じられる株初心者でも始めやすい業種の一つです。

今回は普段食べ歩きブログを執筆している筆者もよく利用している、おそらく皆様にも馴染み深い飲食店を経営する企業の中から

株主優待が魅力的、かつ30万円以下の買いやすい株

を食べ歩きブロガーの目線から10銘柄ご紹介します。

株主優待はどうすればもらえるの？

”株主優待”を得るためには必要な株数を決められた日時に保有している必要があります。

たとえば「すかいらーく」の優待が欲しい場合であれば、権利を獲得するためには最低100株保有している必要がありますので、2024年3月時点の株価は2,370円で計算すると

2,370円×100株＝237,000円

の資金が必要となります。

そして”権利確定月”という決まった月の末日に株を保有している必要があり、「すかいらーく」であれば12月末と6月末となりますので、この期日に最低100株を保有していることが条件となります。

この期日に最低100株を保有していると2,000円分のお食事券が貰えますので年2回（6月、12月）の条件を満たせば

年間で4,000円分のお食事券を獲得することが出来ます。

また企業によっては”配当金”があり、「すかいらーく」の場合は保有している株価の0.42％を配当金として受け取ることができます。

株を保有していることで”お食事券”と”現金”をWで受け取ることが出来るというメリットがある他、もし保有している企業の株価が上昇した場合は、株を売却することで購入した時点からの価格の差額を得ることも可能です。
（株価が下落した場合はその差額が損失となります。）

DDグループ 3073

「DDグループ」は港区、三田の焼肉店『黒バラモン』、新宿、九段下等都内に複数の店舗がある肉料理レストラン『ベルサイユの豚』、池袋、新橋にあるオムライス『男のオムライス EGG BOMB 』等のブランドを手掛けている企業です。

都心部で使えるレストランが多く、とても便利なのですが、やはり1番の魅力は何と言っても優待券の金額。

なんと1年で「6,000円分のお食事券」がもらえます。

もし夫婦がそれぞれの株の口座でで100株づつ保有すれば、家族で年間”12,000円分”になります。

もともと優待利回りが高い銘柄でしたが、2024年7月に年1回の優待を年2回に（年間の優待額は同じです）、そして長期保有優遇制度の導入と優待内容を変更。

さらに便利になりました。

アークランズ 7554

『かつや』『からやま』『中山純豆腐店』といったサラリーマン御用達のレストランを運営している「アークランズ」。

以前は「アークランドサービスホールディングス　3085」でしたが、 2023 年8月に現在の「アークランズ」が完全子会社化することで上場廃止、株主優待の内容は「アークランズ」に引き継がれました。

「アークランズ」の株主優待は飲食店以外でも、ホームセンターの「ビバホーム」等でも利用できるかなり便利な内容です。

さらに配当利回りも高く、2024年3月時点では2.28％と優待・配当の両方ともに魅力的です。

やっぱり『かつや』で使えるのはサラリーマンにとっては結構大きいですね。

※『岡むら』は閉店し、現在『岡もと』として以前のメニューを販売しています。

すかいらーくホールディングス 3197

みなさんご存知の『ガスト』や『バーミヤン』『ジョナサン』『しゃぶ葉』『夢庵』といったブランドのファミリーレストランを運営している「すかいらーく」。

以前よりも優待の金額が少なくなりましたが、それでも年2,000円×2回の優待券はまだかなり魅力的な内容です。

株主優待のほかに、配当金が貰えるのもポイントです。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス 3387

居酒屋の『磯丸水産』、『しゃぶ菜』、そしてラーメン好きには嬉しい『つけめんTETSU』『中華そば きみはん』で利用出来る株主優待が獲得できるのが「クリエイト・レストランツ・ホールディングス」です。

先述のお店の他にも多くの飲食ブランドを持っているので意外なお店で使えたりします。

金額的にも比較的手を出しやすく配当ももらえるので、配当+優待の利回りが高く、ラーメン好きならなお必見の銘柄です。

ハイデイ日高 7611

都心部の主要駅には必ずと言ってもいいほどお店がある『熱烈中華食堂 日高屋』の「ハイデイ日高」。

ランチはもちろん、ちょい呑みにも使えるとても便利なお店です。

個人的に、『日高屋』のチゲ味噌ラーメンはかなりオススメの一杯です。

株主優待は1年間で2,000円分と他の企業の優待内容と比較すると少し控えめですが、1.33%の配当があるので合計の利回りはそれほど悪くない結果となっています。

アトム 7412

『ステーキ宮』などを運営する「アトム」。

都心部ではお店が少ないのですが、グループ会社の「コロワイド」「カッパ・クリエイト」の一部店舗も利用可能なので『かっぱ寿司』『甘太郎』で使えるのが嬉しいポイントです。
（コロワイドの『牛角』や『温野菜』、『土間土間』では利用できません。）

10万円以下なので比較的買いやすく、優待利回りは4.3％、『かっぱ寿司』で使えるので初心者でも株の魅力を体験しやすい銘柄です。

もし、近くに利用できるお店がない場合でもポイントを使ってお肉などの食材と交換することも出来ます。

株主優待は専用の「カード」がもらえ、ポイントが自動的に加算される方式。

利用する際はカードを店頭の専用リーダーに読ませればOKです。

イートアンドホールディングス 2882

『大阪王将』と冷凍食品製造を手掛ける「イートアンドホールディングス」。

優待内容は3,000円分のお食事券と2,000円分の通販クーポンと豪華な内容です。

リンガーハット 8200

”ちゃんぽん”のお店として高い人気と知名度がある『リンガーハット』。

北は北海道から南は沖縄まで日本全国にお店があるので優待券の使い勝手の良さはかなり魅力的です。

優待内容は半期に550円の食事券が3枚で1,650円分。

一年で3,300円分となります。

さらに3年以上継続して株を保有すると2月末に+2枚が貰えますので、長期保有で年間4,400円分の食事券をもらうことができます。

幸楽苑ホールディングス 7554

東日本を中心に300店舗以上のお店を構えるラーメンのチェーン店『幸楽苑』。

優待内容は2,000円のお食事券が年1回。

2023年末に株価が一度1,000円を割って買いやすくなった時があったのですが、現在株価は右肩上がりで上昇中となっています。

ペッパーフードサービス 3053

最後は『いきなりステーキ』の「ペッパーフードサービス」。

社名から『ペッパーランチ』を運営している会社のように思われるかもしれませんが、『ペッパーランチ』は2020年に売却済みとなっています。

現在は『いきなりステーキ』の他、『炭焼ステーキ・くに』『こだわりとんかつ・かつき亭』の3ブランドを運営しています。

2024年2月、一時停止していた株主優待が復活されるとの発表があり、2024年の12月末時点で500株保有で3,000円分のお食事券が貰えるようになりました。

123円×500株＝61,500円と優待までのハードルは低めで、優待利回りは4.88%と大きいのですが株価の変動幅が大きく、今後ふたたび優待が停止となった場合は株価の下落も想像されますので業績を見ながら慎重に判断する必要がありそうです。

逆に今後業績が向上し、現在停止している配当が復配した際には株価上昇も見込めそうですが、いずれにしても判断が少し難しいので株に慣れている方向けの銘柄かもしれません。