【花咲蟹】本当に美味しい花咲蟹を求めて東京から根室まで 東京 ⇄ 根室1泊 一人旅「花咲蟹食べ歩きまくり紀行」

『花咲蟹』鮮やかで独特な見た目、北海道以外ではあまり見かけない、珍しい蟹です。

人生で初めて食べたのが上野で購入した『花咲蟹』。

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花咲蟹(ハナサキガニ)とは 「花咲蟹」は北海道周辺の納沙布岬から襟裳岬付近の太平洋側、根室半島のオホーツク海側の20〜200m程度の浅い水域に生息する蟹です。 見た目はタラバガニのようですが、タラバガニよりは一回り程度小さく甲羅の幅は2[…]

美味しいことは美味しかったのですが、もしこれを本場で食べたらさぞかしもっと美味しいに違いないと花咲蟹の本場「根室」へ花咲蟹食べ歩き旅行へ行くことを決意。

根室1泊という弾丸ツアーでしたが、花咲蟹の真の美味しさを探すため、旅立つことを決めました。

DAY1 羽田→釧路から根室へ

朝イチの飛行機で羽田から釧路へ飛び、そこでレンタカーを借りて根室で”花咲蟹”を食べて一泊、翌日に東京に戻るプランを立てました。

朝イチの便を使えば9時頃には釧路空港に到着。

釧路空港でレンタカーを借り、根室を目指します。

道の駅スワン44ねむろ

「道の駅スワン44ねむろ」

「根室」の入り口にある道の駅「スワン44根室」

釧路空港からは車で約2時間。羽田を出発した日のお昼頃には到着です。

「スワン44根室」には「花咲蟹ラーメン(カップラーメン)」や「オランダせんべい」といった沢山の”そそる”お土産があったのですが、今日の目標は日本の最東端(日本人が訪問可能な)「納沙布岬」まで到達したいので、軽くソフトクリームだけを食べてサッと出発します。

ショッピングは明日のお楽しみです。

「道の駅スワン44ねむろ」ソフトクリーム
筆者
北海道到着後の1発目のグルメ!
ソフトクリームめちゃうま〜!!

北海道で頂く”ソフトクリーム”、めちゃうまです。

「道の駅スワン44ねむろ」ソフトクリーム

「道の駅スワン44ねむろ」を出発して右手をパッと見たところなんと車道を挟んだ反対側の林の中に”鹿”がいます。

しかも鹿がいる場所は歩道のかなり際で、歩道からの距離は1mくらいな気がします。

「根室の道路沿いにいる鹿」

 

筆者
なんでこんなところに鹿がいるの?
野鹿?それとも誰かが放鹿してるの??

一瞬ちょっと頭がパニックになります。

こんなに鹿を間近で見られるのは奈良か動物園しか想像できません。

鹿さんがその辺を歩いている「根室」、、恐るべしです。

「根室の道路沿いにいる鹿」

「釧路空港」から「道の駅スワン44ねむろ」までの経路と時間

納沙布岬

「納沙布岬」

「スワン44ねむろ」を出発したら次は「納沙布岬」を目指します。

車では1時間以内の距離なので「納沙布岬」に到達したあと、根室市内に戻る往復の移動時間は約1.5時間。

納沙布岬で30〜60分程滞在しても十分余裕があります。

予定通り、車を走らせ「納沙布岬」を目指します。

「納沙布岬」

到着しました「納沙布岬」。

筆者
「納沙布岬」、空も海も青いぜ
納沙布岬『レストハウス 請望苑』

「納沙布岬」にはお土産屋さんや食事をとる場所があり、ここでも「花咲蟹」をいただくことができるのですが、本日のディナーも「花咲蟹」のため、現地では食べず、1匹購入して東京に送ることにしました。

納沙布岬 お土産やさんのニャンコちゃん

「納沙布岬」のお土産屋さんに居た、とっても可愛いニャンコちゃんに少し遊んでもらった後、お別れの挨拶をして「根室市内」へ戻ります。

納沙布岬『岬の駅』

「納沙布岬」界隈には色々と海産物の”お土産屋さん”や”お食事所”がありました。

「道の駅スワン44ねむろ」から「納沙布岬」までの経路と時間

 

照月旅館

『照月旅館』根室

 

「納沙布岬」から根室市内までは車で約30分。

まだまだ明るいうちに本日の最終目的地『照月旅館』に到着しました。

『照月旅館』は根室市内の港に近い場所に位置する旅館で、「花咲蟹」を使った夕食を提供してくれているので今回の旅のお宿に決めました。

一泊2食付きで確か15,000円程だった気がします。

『照月旅館』根室

いい感じの和風のお部屋です。

チェックイン後、夕食までは時間があるので歩いて根室市内散策を楽しみます。

旅館の方はサンセットがオススメとのことなので、市内を回ったあとは根室港で夕日を見てから夕食を頂くことにしました。

『根室駅』

『照月旅館』から『根室駅』までは徒歩約15分。

『ニューモンブラン』

通り道には根室の名物料理「エスカロップ」発祥のお店『ニューモンブラン』があります。

食べたいですが、夕食が待っているので我慢して通り過ぎます。

根室の駅前の風景

駅周辺でスーパや鮮魚店を見て回りましたが、

「まあ安い!!」

魚、貝、エビ、カニと東京ではありえないほどの安さで売られています。

お魚は東京ではお目にかかることが出来ないかなり大きな「カレイ」や「アイナメ」、東北海道の名物「北海シマエビ」に今回のターゲット「花咲蟹」、どれもかなりの”格安”で売られています。

「根室のスーパーで見つけたアイナメ」
筆者
高級魚のアイナメが1匹200円以下!?
しかも結構いいサイズ。
お値段設定がバグってる・・

品揃えとお値段に驚愕です。

「根室市内 鮮魚店」

駅前をぐるっと歩いた後は、周りには誰もいない根室の港に向かい、一人ビールを飲みながら北の空と海を眺めて夕暮れを待ちます。

「根室の港の夕日」

段々と陽が落ちて来て、青かった空も海も少しづつにモノクロになっていく、、

「釧路港のサンセット」

何も考えずに”ぼ〜っと”海を眺めながらビールを飲む。。

最高に贅沢な時間が流れます。

「根室の港のから見える夕日」

日が落ち夕食の時間になったので歩いて旅館に戻ります。

照月旅館 花咲蟹の夕食

『照月旅館』花咲蟹の夕食

旅館に戻ると、いよいよ待望の「花咲蟹」の夕食です。

小鉢、焼き物、お刺身、そいてメインの「花咲蟹」がずらっと並べられた豪華な御前。

どれも想像以上に美味しそうです。

『照月旅館』タラバガニの内子とボタンエビの刺身

こちらは”ボタンエビの刺身”に”タラバガニの内子”を和えたもの。

人生初のお料理です。

『照月旅館』タラバガニの内子とボタンエビの刺身

見た目は色が濃いので少し苦味がありあそうですが、食べてみると、ほんのりと甘く、とろっとした食感のとても上品な一品。

筆者
めちゃくちゃ旨いです。
うまくて泣きそう。。。

タラバガニの内子とボタンエビのアレンジは本当に北国ならでは。

『照月旅館』カジカの味噌の肝和え

こちらは『照月旅館』の名物料理の一つ、カジカの味噌の肝和え。

”カジカ”というと関東ではハゼのようなお魚をイメージされるかもしれませんが、北海道では70センチほどにもなる大きな”カサゴ”の様な根魚です。

『照月旅館』ツブとウニの蒸物

ツブ貝とウニの蒸物。

大好物2品のコンビネーションです。

ツブ貝のコリコリとした歯応えにウニの甘み、苦味が加わり最高の味に昇華しています。

うまい。。

『照月旅館』ボタンエビとホッキガイ、ホタテのお刺身

東京ではお正月くらいしか食べられない高級海老の「ボタンエビ」。

甘くてプリプリです。

『照月旅館』ボタンエビとホッキガイ、ホタテのお刺身

独特の食感でほんのりとした甘さのホッキガイ。

『照月旅館』ボタンエビとホッキガイ、ホタテのお刺身

ホタテはトロッとした舌触りに濃厚な甘み。

お刺身はどれも絶品です。

『照月旅館』ウニの茶碗蒸し

ウニの茶碗蒸し。

たっぷりの餡でなめらかな舌触り、ウニの食感と甘さがまたなんとも言えません。

贅沢な食材がこれでもかと使われていて驚きです。

『照月旅館』花咲蟹

そして、いよいよメインの「花咲蟹」

1匹丸ごとを食べやすい様に殻に切れ目を入れて綺麗に盛り付けてくれています。

『照月旅館』花咲蟹

本場の「花咲蟹」はほんのり甘く、肉質はタラバガニよりも柔らかく上品。

ズワイガニや毛蟹とはことなるプリッとした食感がなんとも言えません。

『照月旅館』花咲蟹
筆者
ああ、、旨い。
本場の花咲蟹、タラバガニよりも柔らかく、上品な甘み。
旨い。旨い。ただ、旨い。

 

『照月旅館』花咲蟹

「花咲蟹」の蟹味噌。

蟹味噌は「中腸腺」と呼ばれる肝臓の様な器官。

”タラバガニ”、”花咲蟹”はヤドカリと同じ仲間で、身体の外に見えている足が8本の「異尾下目」。

”ヤシガニ”もこの仲間です。

この仲間は「中腸腺」が熱で固まりづらく、”ズワイガニ”や”毛蟹”の様に甲羅の裏にたっぷりと詰まっている様にはならないのですが、独特の味がしてかなり旨いです。

『照月旅館』花咲蟹

以前上野で買ってきて食べた花咲蟹の蟹味噌よりもしっかりと固まっていて味も濃厚です。

『照月旅館』花咲蟹

珍味、「花咲蟹」の袴の肉。

独特の食感で旨いです。

個人的にはココがかなり好きな部位です。

筆者
花咲蟹、めっちゃ旨い。最高です。
蟹以外のお料理も最高。
ああ、、根室、幸せです。

1泊2食(カニ付き)で約1万5千円。

本当にこのお値段でいいのでしょうか?

根室、海鮮が安くてうまい。最高です。

「納沙布岬」から「照月旅館」までの経路と時間

DAY2  根室から釧路へ→羽田

弾丸ツアー2日目。『照月旅館』で朝食を頂いて、釧路に向けて出発します。

『照月旅館』朝食

朝食は秋刀魚。

『照月旅館』秋刀魚の塩焼き 朝食

写真ではちょっと伝わりづらいかもしれませんが、秋刀魚は今まで見たことがないような立派な大きさ。

『照月旅館』鉄砲汁 朝食

お味噌汁は花咲蟹が入った「鉄砲汁」。

こちらも憧れだった料理の一つ。

蟹の旨味たっぷりの味噌汁は身体にじわっと染みます。

道の駅スワン44ねむろ(再び)

1日目に気になっていた「スワン44」で販売されていた「花咲蟹の甲羅盛り」

花咲蟹の甲羅盛り

「花咲蟹の甲羅盛り」

色々なサイズがあり、料金が異なりますが、今回購入したのは中位のサイズの2,500円のものです。

「花咲蟹の甲羅盛り」

甲羅に蟹のみがぎっしり詰まっていて、捌く必要もなくお手軽に食べることができます。

「花咲蟹の甲羅盛り」

足の身。旨い。。

「花咲蟹の甲羅盛り」

こちら昨晩食べてハマった「袴の身」。

独特の食感がなんとも言えません。

「花咲蟹の甲羅盛り」

オランダせんべい

「オランダせんべい」

道の駅でもう一つ気になっていたのが「オランダせんべい」。

薄いワッフルのような柔らかなお煎餅です。

「オランダせんべい」

ほんのりとした甘さ、柔らかな食感。

個人的にはかなり好みの味です。東京でも売っていれば絶対買うんですけどね・・

「照月旅館」から「スワン44」までの経路と時間

釧路市内

釧路市内

根室を出発し、釧路空港へ向かう途中に釧路市内と釧路湿原を観光します。

「道の駅スワン44」からは1時間半ほどで釧路市内に到着。

釧路市内では「和商市場」「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」で知人に配るチーズやらチョコやらのお土産を購入。

和商市場

和商市場

釧路の台所「和商市場」。

蟹などの海産物が売られていて、お好きなお刺身のネタを乗せられる「勝手丼」が名物です。

釧路フィッシャーマンズワーフMOO

「釧路 フィッシャーマンMOO」

「釧路 フィッシャーマンMOO」では友人、知人に配るのに最適なお菓子、小物類等の様々なお土産が売られていますのでここで一気にお土産を購入します。

「スワン44」から「釧路市内(釧路駅)」までの経路と時間

 

 

釧路湿原(釧路湿原展望台)

釧路湿原

空港に戻る前に日本最大の湿原、国立公園の「釧路湿原」に立ち寄ります。

「釧路駅」から「釧路湿原」までは車で約30分程度。

結構街中に近いところに大自然があるんですねぇ〜・・

「釧路湿原展望台」

「釧路湿原展望台」についたら車を止め、遊歩道を散策します。

遊歩道は1週約2.5km。

ぐるっと歩きながら釧路湿原の大自然を満喫します。

釧路湿原

本州ではお目にかかれない壮大な光景が目の前に広がります。

筆者
この雄大な景色はまさに北海道ならでは!!
ほんとに最高!!!
来て良かった〜

 

釧路湿原

遊歩道を散歩して少し疲れたので糖分補給。

今回の旅2度目のソフトクリーム。

「釧路湿原展望台」のソフトクリーム

やっぱり北海道のソフトクリームは旨い!!

キツネ

キツネさん

ちなみに、北海道を車で走っていると車道のそばで「キツネ」と遭遇することがあります。

車を止めて、写真を撮っているとこちらを怖がらずに寄ってくるので、観光客からご飯をもらった経験があるのかもしれません。

めちゃくちゃ可愛いので、何かあげたくなってしまいますが、野生の動物には絶対にご飯をあげたり、触ったりしてはいけません。

距離を保ちつつ、写真を撮ってお別れをします。。

「釧路市内(釧路駅)」から「釧路湿原」までの経路と時間

釧路空港

「釧路空港」

「釧路湿原」から「釧路空港」までは車で約20分。

結構近いのですが、レンタカーの返却時間を考え、フライトに遅れないように余裕を持って「釧路湿原」を出発。

「さんまんま」

空港到着後は空港の展望デッキで「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」で購入した釧路名物、秋刀魚を炊き込みご飯で巻いた「さんまんま」を食べて飛行機の時間を待ちます。

「さんまんま」
筆者
「さんまんま」うんま〜!!!

骨がなくて食べやすくて、味付けも絶妙。

「さんまんま」、旅の締めくくりのなんとも言えない雰囲気もプラスされてめちゃくちゃ旨いです。

「ホッカイドウハイボール」

「さんまんま」に合わせるのは”ガラな風味”の「ホッカイドウハイボーーーーーーーール」。

筆者

弾丸ツアーお疲れ様でした!!
北海道の素晴らしい自然と料理に
かんぱ〜い!!

「釧路湿原」から「釧路空港」までの経路と時間

Another day 東京で花咲蟹

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

「花咲蟹」食べまくりの旅は終わりましたが、花咲蟹はまだもう一杯残っています。

 

東京に戻って数日後、「納沙布岬」から送った「花咲蟹」が届きました。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

1匹3千円程度でしたが、かなり立派なサイズ。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

楽しかった根室ツアーを思い出しながら頂きます。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

旅の思い出も加わり、美味しさもひとしおです。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

袴の肉。やっぱり何度食べてもここが最高です。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

やっぱり、本場の花咲蟹は旨い。

東京で買ったものとは一味違います。

『請望苑』から送ってもらった「花咲蟹」

おしまいに

根室の「花咲蟹」はやっぱり東京で食べたものとは別格。

現地まで行って本当に良かったと感じました。

北海道、蟹以外にも食べ物は旨くて安いし、壮大なスケールの自然にただただ感動。

またいつか、根室で夕日を見て花咲蟹を食べることを夢見てお仕事頑張りますか・・

 

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