シマエビ(モロトゲアカエビ)というエビはご存知でしょうか?
シマエビというと、北海道の名産「北海シマエビ」が有名ですが、今回ご紹介の「シマエビ(モロトゲアカエビ)」は北海シマエビと形はよく似ていますが別なエビです。
北海シマエビは火を通す前は緑色っぽい色をしていますが、シマエビは体に縦に白い縞があり、鮮やかな赤い色をしています。
体長は10cm〜15cmを超える少し大きめのエビで甘海老よりも大きく、とても食べ応えがあります。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の分類
シマエビ(モロトゲアカエビ)は
十脚目>コエビ下目>タラバエビ科>モロトゲアカエビ属>モロトゲアカエビ
モロトゲアカエビ属には筆者が昔、握り寿司のネタとして食べてあまりの旨さに魂を奪われた超絶品のエビ「ブドウエビ」がいます。
一つ上に遡ったタラバエビ科には「ボタンエビ」「ホッコクアカエビ(甘海老)」「ホッカイエビ(北海シマエビ)」と絶品のエビさん達がいます。
個人的にはこの「タラバエビ科」がエビ達の中でも一番美味しいエビが所属していると思います。
シマエビ(モロトゲアカエビ)時期と入手方法・値段について
シマエビ(モロトゲアカエビ)は島根県以北、北海道までの日本海沿岸に分布し、水深180〜530m程の砂泥質の海底に生息しています。
市場には2月〜7月頃に出回ります。
値段は一匹100円を超える少々高級なエビです。
シマエビ(モロトゲアカエビ)は、はじめはすべてがオスとして成長し、3歳から4歳にかけて雄から雌に変わっていきます。
そのため、漁獲サイズとなり店頭に並ぶものはほぼメスとなります。
シマエビ(モロトゲアカエビ) 味と食べ方について
シマエビ(モロトゲアカエビ)の食べ方は”刺身”、”塩茹で”、”塩焼き”が一般的です。
綺麗な見た目をしているので、頭付きのお刺身はかなり”映え”ます。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の刺身
エビの味を一番よく堪能することができるお刺身。
甘海老よりも少し弾力がある歯触りで、上品な甘味があります。
鮮やかな紅に縞模様も美しく、とても見栄えが良い刺身盛りになります。
お刺身はかなりの美味。一匹100円越えのお値段も納得です。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の外子
少し緑色がかったの「シマエビ(モロトゲアカエビ)」の外子。
大量に取れますのでお皿に持って生でいただきます。
プチプチとした歯応え。硬くもなく、柔らかくもなく、若干の塩気があります。
甘海老のような鮮やかな緑ではありませんが、お刺身に乗せたりするとアクセントとしてちょうど良いと思います。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の刺身丼
見た目が美しいシマエビは頭付きで刺身丼にして見るとなかなかの迫力あるビジュアルに。
外子を少し加えます。
エビと卵とご飯は最高ですね。激うまうまです。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の塩茹で
シマエビ(モロトゲアカエビ)を塩と料理酒を加えた水で茹で上げます。
殻をむいたエビの身にも縞模様が残り綺麗な見た目をしています。
茶碗蒸しによく似合いそうですね。
程よく柔らかい歯触りにほんのりとした甘みの塩茹で。
美味しいのですが、冒頭で紹介した「北海シマエビ」の塩茹でと比較すると北海シマエビの方に軍配が上がります。
シマエビ(モロトゲアカエビ)の味噌汁
最後は定番の味噌汁で。
おしまいに
甘海老よりも少々高級な「シマエビ(モロトゲアカエビ)」ですが、大ぶりな身に綺麗な縞模様の見た目はお値段相応といったところでしょうか。
オススメの食べ方はやはりお刺身。
程よい歯触りと甘みは甘海老とボタンエビのちょうど間位といったところでしょうか?
スーパーではなかなか見かけることがないかもしれませんが、もし鮮魚店でこの「シマエビ(モロトゲアカエビ)」を見かけた際はぜひ一度お試しください。
本文中で紹介の品のお値段
お値段 |
シマエビ 10匹 1,200円 (税込み1,296円)※1匹あたり120円(税抜き) |
刺身 | |
レア度 | |
コスパ | |
オススメ度 |