荒川区・西日暮里にあるJR常磐線の三河島駅。
美味しい韓国料理が多く、筆者の好きなスポットであります。
ローカルの元気の良いアジョッシ、アジュンマが経営をしているお店が多く、店内には韓国語が飛び交い、まるで韓国に旅行に来たような気分を味わえます。
そんな三河島駅前の「尾竹橋通り」に面していて立地がよく、テレビにも取り上げられたことがある韓国料理のお店「世味(セミ)」のランチメニューをご紹介いたします。
このブログの初稿の後、大人気のグルメドラマ「孤独のグルメ」season10 の9話の舞台となったことでさらに知名度が上がった様です。
劇中で主人公の”五郎”さんが食べていたメニューも改めて紹介致します!
三河島・日暮里界隈のお勧め韓国料理店を紹介した記事もありますのでよろしければご覧ください!
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「世味」立地とお店について
「世味」はJR常磐線の「三河島駅」から徒歩約3分。 三河島駅前を走る「尾竹橋通り」を鶯谷方面へ向かって左手の方向にあります。
道路をはさんで向かいにはこちらも韓国料理のお店「漢江」があります。
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ちなみにこの『世味』は昔『すらかん』という名前の韓国料理のお店で、チゲが美味しく、お店の雰囲気も良くて好みのお店だったので、頻繁に通った記憶があります。
(隣のコスモスというパブは”すらかん”の時代からおなじ看板を出している気がします。行ったことはありませんが・・)
『すらかん』からお店が変わって足が遠のいていましたが、2022年3月「世味」に初訪問をしました。
「世味」へのアクセスマップ
「世味」店内の様子について
「世味」の店内は2〜4人がけのテーブルがいくつかある10名程が入る1階席と2階席があります。
昔は2階席は座敷だったような記憶がありますが、現在は不明です。
”すらかん”の時は1階席はもう少し広く、家具も韓国風の重厚なものだったのですが、「世味」では比較的シンプルな店内の造りとなっています。
客層は韓国語を話す地元の馴染みの方の他、韓国アイドル、ドラマの影響か、若い女性の方もちらほら。
昔は三河島の韓国料理店には若い日本人の女性だけのお客さんは皆無だった気が、、
「世味」ランチメニューについて
メニューとお値段は2022年時点のものです
「世味」のランチメニューは「キムチチゲ」「ユッケジャン」「スンドゥブ」といったチゲの他、「ブルコギ」、「ビビンパ」、といった定番の韓国料理が並びますが、なんと言っても特筆すべきは「チーズタッカルビ 1,000円」です。
三河島周辺には韓国料理のお店が沢山ありますが、ランチで「チーズタッカルビ」をいただけるお店は少なく、筆者が通う韓国料理のお店の中では「世味」だけです。
チーズタッカルビ
最近?流行の韓国料理「チーズタッカルビ 1,000円」。タッカルビにチーズを加えた料理です。
ここで少し昔話をさせていただくと、筆者が韓国料理に目覚めた2000年代前半、確か普通の「タッカルビ」が当時の流行のメニューだった気がします。
初めての「タッカルビ」は海外の韓国料理店で韓国人の友人の方に教えてもらったのですが、
「この、”タッカルビ”っていうのは最近韓国で流行ってるメニューなんだよ」
みたいなことを言われて、ドラム缶をテーブルにした立ち食い席で、そのドラム缶の上にのせた鉄板で調理しためちゃくちゃ激辛な「タッカルビ」を食べさせてもらった記憶があります。
(筆者の拙い韓国語スキルでリスニングしていたので本当にそう言っていたのか定かではありませんが・・)
それから時は流れて2020年代。
タッカルビにチーズをトッピングした、この「チーズタッカルビ」というメニューが今巷では流行っているようです。
タッカルビは激辛のタレと鶏肉、野菜を炒めて作る料理なのですが、チーズを加えることにより辛さがマイルドになり、さらにコクと旨味が加わります。
甘辛いタレにチーズ、鶏肉のコンビネーションはご飯との相性も抜群。
野菜もたっぷりで野菜不足になりがちなランチにもバッチリです。
キムチやナムル、スープがセットになっていて、ボリュームも十分。
大満足のランチセットメニューです。
孤独のグルメセット(チャムチャ麺+酢豚小(S))
写真とお値段は2023年時点のものです
2022年12月放送、ドラマ「孤独のグルメ Season10 9話」の後に”五郎”さんが食べたメニューをまとめてくれたのがこちらの「孤独のグルメセット 2,000円」。
「チャムチャ麺 1,400円」と「酢豚小(S) 600円」のセットメニューです。
「チャムチャ麺(짬짜면)」という料理名を聞いたことがなく、調べてみたところ「チャンポン(짬뽕)」と「ジャジャン麺(짜장면)」の頭文字の一つづつを組みあせた造語の様です。
音の雰囲気は「ジャジャン麺」に似ているので、注文の際に間違えそうですね。。
オーダーすると、まずはドラマと同じく「カクテキ」「タマネギ」「タクアン」のおかずが出てきます。
カクテキ、甘辛いタマネギをポリポリ齧りながらメインを待ちます。
ちなみに「タクアン」は「ジャジャン麺」との相性がいいので残しておくことをお勧めします。
(ドラマでも五郎さんはその様に食べてましたね。)
次にドラマと同じく「酢豚」が登場。
カリカリの衣の中はジュージーで柔らかな豚肉、サクッとした食感とフワッとした歯触りの酢豚は甘が際立つ酸っぱい味付け。
これは美味しいです。とってもライスが欲しいですね。
ただ、ライスを食べるとこのまま試合終了となりますので、酢豚を食べながらメインの「チャムチャ麺」を待ちます。
(ドラマでは粉唐辛子と醤油を混ぜた味変ソースを作って酢豚につけて食べていましたが、そんなこともすっかり忘れて味変せずに全部食べてしまいました。。)
酢豚の後はメインの「チャムチャ麺」(チャンポンとジャジャン麺のハーフ)です。
ジャジャン麺はとにかく良く”まぜまぜ”して頂きます。
”これでもか”というほどによ〜く”まぜまぜ”するのが本場流。
旨いです。
ほのかなタマネギの甘み、じゃがいものコクがある”チュンジャン”はまさに大人の味。
中華麺に甘辛い挽肉の餡がかかった「ジャージャー麺」と混同されることもありますが、両者は別の味。
どちらも美味しいのですが、本場「ジャジャン麺」は食べれば食べるほどその魅力にハマる奥深い味です。
そして「チャンポン」。
真っ赤なスープにイカや貝といった海鮮に野菜たっぷりの麺料理です。
スープはしっかりと海鮮のコクが効いていて美味しいです。
チャポンポンは薄い出汁に赤く色をつけているだけの残念なお店もあるのですが、『世味』のチャンポンはスープの味がしっかりとしています。
メニューをパッとみた感じ、ボリュームはそれほど無さそうな印象だったのですが、実際に食べてみるとかなりの量で、途中でギブアップしそうな程でした。
大食漢の五郎さんなら簡単に食べられるかもしれませんが、一般的な成人男性だと少し苦戦するかもしれません。
(女性一人だと完食は難しいかも。。)
酢豚、チャンポン、ジャジャン麺のどれも美味しく、ボリュームもバッチリ。
「孤独のグルメセット」、これはオススメです!!
おしまいに
以前から雑誌やテレビに取り上げられていて有名なお店だったのですが、2022年末に人気のドラマ「孤独のグルメ」の舞台となったことでさらに知名度が上がった様子。
ただ、行列が出来るといった感じではないので、初めての方でも話題のお店で気軽に美味しい韓国料理を楽しむことができる穴場的スポットです。
味も話題性もお店の方も対応も◎の『世味』。
日暮里、三河島界隈にお越しの際は是非!!!
本文中で紹介のメニューとお値段
メニューとお値段 | チーズタッカルビ 1,000円(2022年) |
孤独のグルメセット 2,000円(2023年) | |
店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 世味(セミ) |
アクセス | JR常磐線 三河島駅より徒歩約3分 |
営業時間 |
【月~日曜日】※水曜日のぞく |