『ヒカリチヒロエビ(シマエビ)』。
よほどのエビマニアでない限りはまず聞いたことがない名前ではないでしょうか?
シマエビというとエビ好きの方であれば思い浮かぶのは、北海道の道東にある野付・尾岱沼(おだいとう)で漁れる”北海シマエビ”こと『ホッカイエビ』か、もしくは通称”シマエビ”『モロトゲアカエビ』かと思います。
シマエビ(モロトゲアカエビ)というエビはご存知でしょうか? シマエビというと、北海道の名産「北海シマエビ」が有名ですが、今回ご紹介の「シマエビ(モロトゲアカエビ)」は北海シマエビと形はよく似ていますが別なエビです。 北海シマエビは火[…]
今回ご紹介の『ヒカリチヒロエビ』は「シマエビ」として販売されていることが多いですが、上記の2種のシマエビとは別種になりますので注意が必要です。
『ヒカリチヒロエビ』は深海に住むエビで、日本では駿河湾、遠州灘、熊野灘、高知沖に生息しており、海外ではフィリピン沖、インドネシア、ニューカレドニア、インド洋、オーストラリアなどで見つかるそうですが、東京で手に入るのは静岡の「駿河湾」で漁れたエビになるかと思います。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の分類について
十脚目>チヒロエビ科>ヒカリチヒロエビ属>ヒカリチヒロエビ
チヒロエビ科のエビは日本ではこの『ヒカリチヒロエビ(シマエビ)』以外にはあまり食べられることがないようで、貴重な種類となっています。
身には独特のアブラっぽさがあり、エビ好きなら是非とも食べてみたい種類のエビです。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)入手方法・値段について
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)は都内のスーパーはおろか、鮮魚店でも見かけません。
深海のエビは鮮度落ちが早いそうで、輸送には向かないそうです。
水揚げされる静岡の港に行けば市場で買えるかもしれませんが、都内で手にれるには通販になるかと思います。
今回は通販で1Kg 2,800円(送料別)で手に入れました。
一人で食べるにはかなりの量になるので、必要な分だけを解凍しながら数回に分けていただきます。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ) 味と食べ方について
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の主な食べ方は”お刺身”、”塩焼き”、”揚げ物”です。
購入元の漁師さん一番オススメの食べ方は”塩焼き”とのことでしたので、今回はまずは”お刺身”と”塩焼き”、そしてネットで調べていたら地元でよく食べられているという”煮付け”の3種類でいただきたいと思います。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の刺身
鮮やかな赤の美しい見た目。
殻は柔らかめで、簡単に剥けました。
若干アブラが多い様に感じられますが、甘みが強くトロッとした舌触り。
甘海老よりも濃厚な旨味があるお刺身です。
旨い。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の塩焼き
『ヒカリチヒロエビ(シマエビ)』オススメの食べ方の”塩焼き”
塩を振って、オーブンで殻がカリッとするまで焼き上げます。
柔らかく、ホクホクの身は甘味と旨味が濃縮されています。
オススメの食べ方だけあってかなり旨いです。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の煮付け
地元で食べられているという「ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の煮付け」を作ってみました。
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の煮付けのレシピ
ヒカリチヒロエビ(シマエビ)の煮付けのレシピです。
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ3
- 酒 大さじ2
- 水 大さじ2
- 砂糖 小さじ3分の1
- だし 小さじ3分の1
- エビ 7〜8匹程度
今回はエビの量が15匹程度と少し多かったので、上記の量に対してもう少し増やしています。
煮る時間は3分程度と短めですが、さっと火を通すのが良い様です。
煮たものを冷蔵庫に入れて冷やしてから頂きます。
エビの身が柔らかく、ほろっとしています。
車海老の様なプリッとした感じではないですが、これはこれでなかなか美味しいです。
少し味が濃い気がしましたが、この辺りは調味料を調整してお好みの味に仕上げていけば良いかと思います。
おしまいに
都内のスーパーではほぼ見かけることができない「ヒカリチヒロエビ(シマエビ)」。
個人的には”塩焼き”が一番美味しかったですが、刺身もなかなかでした。
煮付けに関しては美味しかったですが少々味が濃くなってしまい、料理初心者の筆者では味の魅力を最大限に引き出せていなかった気もします。
通信販売では比較的安く購入できますので、駿河湾の地元で食べられている味をぜひ味わってみてください。
ヒカリチヒロエビのお値段とレビュー
お値段 |
1Kg 2,800円 (送料込み 3,570円) 100gあたり 280円 |
レア度 | |
お刺身 | |
塩焼き | |
オススメ度 |