2020年現在、美味しいつけ麺のお店は沢山あれど、筆者の中で個人的に思い入れが強いつけ麺といえばなんといっても「三田製麺所」です。
というのも1号店が三田にオープンした2008年から数年間、週1回以上は必ず行くという頻度で通い続けた時期があり、おそらく今までに300杯近くは食べたのではないでしょうか?
その後はそれほど頻繁には行かなくなりましたが、最近でもたまに食べに行くことがあるので、おそらく人生で一番多く食べたつけ麺が三田製麺所です。
初めて訪問して「つけ麺」を食べた時の衝撃は今でも覚えています。
濃厚な魚介のつけダレに極太で歯応えのある麺。つけ麺というのがそれほどメジャーではなかった時に、つけ麺の美味しさを教えてくれたお店でした。
以前はメニューは「つけ麺」のみでしたが、2020年現在沢山のメニューが増え、サイドメニューも充実。
今では支店も増え関東中心に30店舗以上になり、関西、海外でも展開している様です。
以前は三田製麺といえば田町にしかなく、お昼は常に行列。客層もいかにもラーメンマニア風なコアな方が多く、店内の雰囲気もピリピリしていて、まるですぐ近くの慶應大学横にある伝説的なラーメン屋さん、「ラーメン二郎」の様な感じがありました。
昔はそんな感じのお店でしたが、今は支店も多く、またメニューが増え行きやすくなった三田製麺所。
今回の記事ではそんな三田製麺所発祥の三田本店についてと、三田製麺所を体験したことがない方にその魅力とオススメのメニューを紹介して行きたいと思います。
三田製麺所・三田本店の立地と店内について
「三田製麺所・三田本店」はJR田町駅、都営地下鉄三田駅のそばでどちらからも徒歩至近圏内の場所にあります。
最短ルートは都営地下鉄 三田線のA2出口からで、歩いて約2分程度です。
1階はカウンターのみ、2階はテーブル席もあり、2名以上で行くと2階のテーブル席に案内してもらえることもあります。
カウンターの座席は固定式で隣との幅が少し狭いのが少し気になります。後述しますが、この隣の座席との間隔の狭さで一度失敗をしたことがあります。
普段は必ず誰かが座っています。(ちなみに現在はコロナ対策で一席づつに透明なついたてが立ってます。)
人気店だけあってランチの時間帯(12時から1時)は常に混み合っていますので通常は並びます。
ただ、ラーメン店は午前の部と午後の部に分かれている事が多いですが、三田製麺所三田本店はありがたい事に昼休憩無しの通し営業。
午後2時過ぎごろに行けば並びなしで入れる事が多いのでスケジュールの調整が可能であれば、ピークを外したこの時間帯(14時以降)がオススメです。
三田製麺所・メニューについて
三田製麺所のメニューは基本「つけ麺」とそのスープのバリエーション、そしてサイドメニューとなっています。
基本のレギュラーメニューは2021年現在下記の通りです。
(この記事を初めて投稿した2020年から一部メニューが値上がりとなっています。)
- つけ麺 790円
- 辛つけ麺 900円
- 背脂つけ麺 900円
- 三田盛りつけ麺 1,090円
この他、店舗限定メニューや季節限定のメニューがあります。
レギュラーメニュー
ここからは時期や店舗に関わらず常にメニューにあるレギュラーメニューをご紹介。
つけ麺 790円
サイズは「並・200g(320g)」「中・300g(450g)」「大・400g(580g)」から同額で選択可能。
(カッコの中のgは茹で上がり時)
並の200gでも十分な量ですが、3つ選択肢があると真ん中を選んでしまうのが人間の性なのでどうしても「中」を選んでしまいます。
「中」でもかなりの量で、麺は腹持ちもいいので、昼食べても夜まで満腹感が続きます。
過去に一度だけ「大」を注文した事がありますが、食べ切るのに苦労しました。
また食べ終わった後もしばらく胃がつらくて晩ご飯も食べれなかったほどだったので「大」を食べたのは後にも先にも一度だけです。
”つけ麺”の特徴はなんといってもこのもちもちの食感の極太麺。
冷たい水で締めた麺と、麺が暖かい状態の「アツモリ」を選べます。
寒い時は「アツモリ」、暑い時は通常の麺を選ぶ様にしています。
三田製麺といえばこの濃厚魚介スープ。
豚骨と魚介の旨味が濃縮された唯一無二のつけダレです。
濃厚スープに良く絡む極太の麺。三田製麺という名前の通り、小麦の風味が感じられ、かつ歯応えが魅力の自家製麺。
その日の温度と湿度で加水率を変えているそうです。加水率が変わることによって茹で時間も調整されるそうです。
〆は当然スープ割り。
今ではつけ麺の〆には割りスープが当然ですが、当時は常連が頼むものだという雰囲気があり、食べ終わった後に割スープのコールをするのに少し気が引けた記憶があります。
今はカウンターに割りスープのポットが置いてありますので自分で好みの量で調節して割りスープを気軽に楽しむ事ができます。
三田盛りつけ麺 1,090円
玉子、チャーシュー、シナチク、海苔の全ての具材が乗った”全部のせ”となる店名を冠したフラッグシップメニュー「三田盛りつけ麺 1,090円」。
つけ麺自体に変わりはなく、トッピングの種類が多くなっています。
辛つけ麺 900円
そして比較的昔からあるメニューの辛つけ麺(900円)。ファンが多いメニューのひとつです。
以前は850円でしたが、900円に値上がりとなりました。
スープが赤く、見た目は辛そうに見えますが実際はそれほど辛くはなく、辛いものが苦手な人でも食べれるくらいのピリ辛レベルだと思います。
オリジナルのつけ麺から大きくスープの味は変わらず、少し辛みが増したというイメージ。
三田製麺に食べに行くときには基本はつけ麺で、たまに気分を変えて辛つけ麺をオーダーするという事が多いです。
麺に胡椒をかけて食べるのが筆者の定番のスタイルで、現在は専用の調味料が置いてありますが、昔は市販の四角い缶に入っているホワイトペッパーが置いてありました。
本店は入り口のドアを開けている事が多いのですが、自分のつけ麺に胡椒をかけようとしたら、ドアからの風で胡椒が風で流れていって隣の人のつけ麺に全部かかってしまったという事がありました。
ホワイトペッパーは写真の様な粗挽きではなく、とてもさらさらした細かい粒なので風の影響を受けやすいのです。
優しい方だったので謝罪して許してくれましたが、あの時は冷や汗が出ました。。
ちなみに今ではコロナ対策で1席づづ「ついたて」があるのでそんなことはありません。
〆のスープ割りも通常のつけ麺とは少し違った風味で美味しくいただけます。
背脂つけ麺 900円
スープの表面に背脂が浮いたコクがある「まろやか」な味のつけ麺。
昔は「つけ麺」と「辛つけ麺」しかメニューになかった気がしますが、いつの間にかレギュラーのラインナップに入っていたメニューが「背脂つけ麺 900円」です。
以前は890円でしたが、値上がりして辛つけ麺と同額になりました。
こってりとした柔らかい味が好みであれば良いですが、つけ麺との金額差が100円というところが辛つけ麺の様にたまに気分を変えてみようかという心理的な障壁が高く感じられるところです。
〆の割りスープもこんな感じでアブラが浮いています。
全体的に魚介の風味を少し動物のアブラ感が勝ったまろやかな味が感じられるメニューです。
店舗限定メニュー
ここからはお店によって提供が無い場合があるメニューです。もちろん三田本店で紹介のメニューは全ていただくことができます。
ニンニクアブラそば 890円
「ニンニクアブラそば 890円」は比較的新しいメニューで、追記をしたのが2023年1月になります。
三田製麺所・三田本店の近くにある「ラーメン二郎」にインスパイアされたようなメニューで、ヤサイマシを110円の追加ですることができます。
見た目も二郎に近い印象です。
天地返しをするとこんな感じ。旨そうです。
濃いめの醤油タレとニンニクの風味が三田製麺所の太麺とよくマッチしています。
ボリュームはかなりありますが、それほど無理なく完食できました。
油そば 880円
三田製麺所の隠れたオススメメニューがこちらの「油そば 880円(税込み)」。
三田製麺所といえばつけ麺ですが、この「油そば」も魚介スープと相性がよくつけ麺とは違った魅力が楽しめます。
玉ねぎ、ネギ、チャーシュー、といった様々な食材を混ぜることで生み出される複雑な味と食感が濃厚な魚介スープとの組み合わせで奥深い味わいとなります。
トッピング無しで玉子一玉とチャーシューがつくコスパの良いメニューです。
「油そば」は具材とスープをよーく”まぜまぜ”して馴染ませてから頂きます。
油そば、まぜそばとしては若干濃いめの味。
筆者のように少し濃いめの味付けが好きな人にはオススメです。
もしお腹に余裕があれば是非とも「割飯(100円)」で〆てください。
「油そば」、「混ぜそば」のお楽しみはやはり最後のご飯。
ご飯とタレと具材と麺が絡む究極の味。
油そばの楽しみといえば、実はこの最後のご飯が8割だったりとかします。
季節限定メニュー
鯛だし塩つけ麺 790円
このつけ麺は先の紹介の3つとは全く違う方向のつけ麺です。
あっさりとした塩味のスープは夏の暑い時にさっぱりと食べたい時にぴったり。
スープは透き通っていますが、しっかりと出汁が出ていて見た目位以上に味が濃いので三田製麺所の極太つけ麺にもしっかりとマッチしています。
スープはこのような感じで澄んだ見た目ですが、しっかりとした塩味が感じられます。
麺は他のつけ麺と同じです。
鯛だし塩つけ麺には、「専用〆ご飯(100円)」が用意されています。
専用と言うとシャアみたいで憧れますので頼まないわけにはいきません。
通常の〆ご飯とは違い、「シソ」と「あられ」がのっていお茶漬けの様なご飯です。
つけ麺自体はレギュラーのつけ麺と同額の790円とコスパの良いつけ麺です。専用割飯をつけて890円。
東京のうだる様な暑い夏にさっぱりといただけるつけ麺です。
おしまいに+初めてに食べるべき一品
オープンからずっと通い続けている三田製麺所。
今ではいろいろなメニューが生まれ、サイドメニューも充実しています。
季節限定のメニューもあり、ファンを飽きさせない工夫を続けています。
そしてやはりなんといっても一番のオススメは「つけ麺」です。
辛つけ麺、背脂つけ麺に季節限定メニューなど色々とありますが、結局一番多く食べているのが「つけ麺 中」。
魚介系の濃厚つけ麺ではやはり安定の三田製麺所。
紹介のメニューとお値段 | つけ麺 790円(税込み) |
三田盛りつけ麺 1090円(税込み)※2023年時点 | |
辛つけ麺 900円(税込み) | |
背脂つけ麺 900円(税込み) | |
鯛だし塩つけ麺 790円(税込み) 専用〆ご飯 100円(税込み) |
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油そば 880円(税込み) 割り飯 60円(税込み) |
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店内環境 | |
接客対応 | |
満足度 | |
コスパ | |
オススメ度 |
店舗詳細とアクセス
店舗名 | 三田製麺所 本店 |
アクセス | JR山手線 田町駅 (三田口)から徒歩約5分 都営地下鉄 三田駅 A2出口から徒歩約3分(※最短) |
営業時間 | [月~金] 9:00~23:00 [土・日・祝]10:00~23:00 日曜営業 |